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【INAC神戸テゾーロ】JFA第26回全日本U-15女子サッカー選手権関西大会 決勝 試合結果

[開催日時]
2021年11月14日(日) 80分ゲーム 13:00 キックオフ
[場所]
アクアパルコ洛西(洛西浄化センター)
[結果]
INAC神戸テゾーロ 3−2 Ac gloriagirls
[得点]
13分:失点

32分:失点

46分:池田春菜

55分:中平怜那

80分+2:菊川友華

[スターティングメンバー]
GK:石井玖実
DF:中井星良、菊川友華、三浦奏里
MF:今井莉子、三木杏莉、時桜帆、池田春菜、寺田心春
FW:嶋本眞央、田中さら

[サブ]
GK:有木心詩
DF:森結愛、金月夏萌
MF:森川美優、衣川杏樹
FW:中平怜那、黒崎琉衣

[交代]

28分:三浦奏里→金月夏萌

32分:田中さら→中平怜那

32分:時桜帆→森川美優

38分:今井莉子→森結愛

60分:嶋本眞央→黒崎琉衣

[コメント]

本日の試合は関西1位をかけた関西大会の決勝となりました。

試合前に相手がどういうサッカーをしてきたとしても自分たちが行ってきたポゼッションサッカーをビルドアップから行うこと、守備のところにおいてはボールの出どころにしっかりプレスをかけることと、マークの受け渡しとスライドを相手の状況を見てコミュニケーションを取りながら行うこと、最後にどんな状況になったとしてもスタッフを含めメンバー18人全員で諦めずに最後まで戦うことを確認して試合に臨みました。

前半、序盤からしっかりとビルドアップをしながら崩していこうとしますが、サイドや前にボールが入った後の関わりや判断のところで遅くなってしまい、チャンスは作れたもののなかなかゴールを奪うことができません。 相手がロングボールを使って圧力をかけてくる中、後ろの対応のところで遅れが出てしまい失点してしまいます。その後もなんとかボールを保持して攻めようと試みますが、後ろと前のタイミングがあわず攻めあぐねているとコーナーキックから追加点を与えてしまい。前半を0ー2で折り返してしまいます。

ハーフタイムにベンチに帰ってくる選手の表情を見て誰も諦めた表情をしていなかったこと、すぐに修正点を選手同士で話していたのを見て、前半同様しっかりとビルドアップをしながら攻撃する中で一つ奥にボールを入れていくこと、そこにしっかりと選手が関わっていくこと、ディフェンスの時に飛び込みすぎないこと、絶対に取り返せるということを確認して後半に臨みました。

後半が始まってすぐにFWの嶋本の素晴らしいプレスにより相手のパスを奪ったMFの池田が相手を交わしてゴールに流し込み1点を返します。その後もしっかりとビルドアップを行い相手コートでの時間を増やせるようになると55分、MF森川の粘りから相手のクリアーボールを足に当てると、ペナルティーエリアの外にいたFWの中平がボールを拾い中にカットインして右足を振り抜きサイドネットに決め同点ゴールを奪います。 その後も長短のボールを使いながら相手ゴール前までボールを運びますが、なかなか逆転ゴールを奪えずにいると終盤に不運なPKを与えてしまいピンチを迎えますが、これをGKの石井が止め、その後のCKも防ぐとここから映画のような展開を迎えます。 PK戦もちらついてきたロスタイムにDF森のセンターリングからCKを奪い、ラストプレーにもなりそうなCKをDFの菊川が頭で合わせ逆転ゴールを取るという劇的なゴールが生まれます。 その後はほどんどない時間をチーム全員で守りきりタイムアップを迎え、0−2から3点を奪い逆転で関西大会優勝という勝利を手にしました。

現役時代も含め長くサッカーに携わってきましたが、こんな作ろうとしても難しい展開を目にし本当に感動しました。 

もちろんこの後控えている全国大会では、今のままでは勝ち上がっていくのは難しいと思いますので、つける足にまで拘った細かいパスの選択肢や強弱、判断スピード、ビルドアップをしていく中での選手同士の関わり方、ディフェンスの対応の部分など取り組んでいかないといけない課題はたくさんありますが、スタートから出た選手が決勝という緊張感もあるなかで自分たちがやってきたサッカーをやろうとチャレンジしてくれたこと、2点奪われても最後まで諦めずに勝利だけを目指して戦ったこと、交代して悔しいはずの選手が最後までベンチから声をかけ続けてくれたこと、試合に出してあげられなかったけど最後までいい準備をしていた選手がいたこと、いつでも助けてくれる頼もしいコーチが横にいてくれたこと、今回メンバーには入れなかったけどしっかりとトレーニングを行いチームのために動いてくれた選手がいたこと、いつでも話を聞いてくれるレオンチーナの監督、コーチがいてくれたこと、テゾーロの事をいつも気にかけ応援・協力してくれているクラブスタッフの方がいてくれていること、選手に対して誰よりも深く愛情を持って育てていただいている保護者の方々が様々な面で協力していただいていること、この全ての力が今日の試合結果に繋がったのだと思います。 

そして、選手が本当に日々の練習に必死に取り組み成長していることで、チームとして本当に強くなっていると思います。 サッカーが上手いだけのチームではなく精神的にも強いチームになろうと言い続けてやってきて、本当に選手は強くなりました。

ここから全国大会に向けてもっと強いチームを目指して、トレーニングに取り組んでいきたいと思います。

本日も送迎等、ご協力いただき本当にありがとうございました。

【次の試合予定】
2021年11月20日(土) 60分ゲーム 14:30KO
兵庫県ジェンヌリーグ
vs SANNDA
@ 播磨光都第1グラウンド

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