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[INAC神戸テゾーロ] JFA第26回全日本U-15女子サッカー選手権大会 2回戦 試合結果

[開催日時]
2021年12月12日(日)80分ゲーム 11:00 キックオフ
[場所]
三重交通Gスポーツの杜鈴鹿サッカー場
[結果]
INAC神戸テゾーロ 0−2 JFAアカデミー福島
[得点]
15分:失点
40+2分:失点

                             
[スターティングメンバー]
GK:石井玖実
DF:森結愛、菊川友華、金月夏萌
MF:三木杏莉、森川美優、寺田心春、佐用稀空、池田春菜
FW:宍倉由夢、中平怜那
[サブ]
GK:有木心詩

DF:土井姫星、三浦奏里

MF:嶋本眞央、山脇菜花、衣川杏樹

FW:田中さら
[交代]
21分:三木杏莉→山脇菜花
62分:佐用稀空→嶋本眞央
63分:宍倉由夢→田中さら
67分:森結愛→三浦奏里
[コメント]


試合前のミーティングで相手にプレスで圧力をかけてこられてもしっかりとビルドアップを行いボールを回すこと。守備のスライドの確認、チームとして絶対に勝って帰ろうという話をして試合に臨みました。
前半から長いボールを使い前線から圧力をかけてくる相手に対して、ボールを奪い怖がらずにディフェンスラインからビルドアップを行い、ボールを握った中で攻撃していきます。 相手の深いところまでしっかりと選手が関わりボールを運び何度もCKを得ますがなかなか得点を奪えずにいると、DFで奪ったボールを奪い返され失点してしまいます。失点した後も落ちることなくボールを繋ぎゴールを奪うために何度も相手のゴール前まで攻め入ります。その中、中盤でボールを奪い縦パスからワンツーで抜け出しGKと1体1のビッグチャンスを作り出しますがこれを決めきることができません。なかなかゴールを奪えずにいると前半終了間際にもビルドアップを相手に奪われロングシュートから追加点を奪われ、前半を0−2で折り返します。
ハーフタイムで前半やれていたビルドアップを続けて行うこと、幅を使った中で楔を入れていくこと、その中で裏をとっていくこと、絶対に3点取り返そうという話をして後半に臨みました。
後半もしっかりとボールを回し、何度もゴール前に迫りチャンスを作ります。相手のカウンターにもしっかりと対応し追加点を許しません。 スタメンでピッチに立っていた選手、交代でピッチにたった選手、交代した選手、ベンチにいた選手、スタンドで映像をとってくれていた選手、全員が終了の笛がなるまで勝つことを信じ諦めずに戦いましたが、最後まで得点を奪うことができないまま0−2での敗戦となりました。
少しのミスが全国の舞台では失点につながってしまうこと、ゴール前でのクオリティ、サイドにボールが入った時の崩し方、止める蹴るの技術、相手をみて頭を使いながらサッカーをすること、全国で勝って行くために取り組んでいかないといけない課題はたくさんありますが、今の選手にとっては初めて立つ全国の舞台でチームとしてやってきた事にチャレンジし前年度優勝チームに対してしっかりとボールを動かし、最後まで諦めずにハードワークし本当によくやってくれました。 試合の結果については経験のなさも含め全て私の責任です。
記録を見ただけだと0−2の敗戦としか分かりませんが、今まで選手がここに向けて必死にトレーニングに取り組み積み重ねてきたもの、それをしっかりとピッチで表現した選手がいたこと、そのサッカーが全国の舞台で十分に通用していたこと、同じようにトレーニングに取り組んできて今回はピッチに立てなかった選手の思いを私は分かっています。 だからこそ勝てせてあげたかった。 少しでも上の景色をこの選手たちと一緒に見たかった。 もう少し長くこのメンバーで一緒にトレーニングがしたかった。 そうできなかった事に対する自分の力の無さ、選手に対する申し訳ない気持ちしかありません。 日々、成長して行く選手をみてもっともっとと要求も高くなり厳しいこともたくさん言ってきました。それでも選手はそれに応え必死に取り組んでくれました。 本当に素晴らしい選手に出会えたこと、その素晴らしい選手を預けていただいた保護者の方に本当に感謝したいと思います。 本当にありがとうございました。
ここに来るまでたくさんの人に助けてもらいました。 現役を引退してまだ動くはずの体なのに常に選手のことを考え選手と向き合い、選手が常にサッカーをやりやすい環境を整え、嫌事一つも言わずに事務作業までやってくれた田尻コーチ。 チーナの選手を見ながら、セットプレーなどの資料を作っていただいた岡中GKコーチ。チーナのコーチながら相談にいつものっていただき、テゾーロの選手の事も気にかけトレーニングまで見ていただいた谷奥コーチ。 いつもチーナの選手の事を考え分析等を行う姿を見せていただき監督というものは現場だけで行うものではないことを教えていただいた谷口監督。 トップチームのトレーナーでありながら選手が怪我した際にはリハビリのメニュー組んでくれ、選手が復帰するために尽力してくれた天野トレーナー。 アカデミー生の事を常に気にかけ選手の名前まで覚えていただき、遠い試合会場まで足を運んでいただいた文会長。社長という立場でありながら、常にアカデミーの話を聞いていただき激励の言葉まで下さった安本社長。トップの監督でありながら凄くアカデミーの事を考えていただき、指導のアドバイス、試合にまで足を運んでいただいた星川監督。 休みを返上してまで応援に駆けつけていただき、応援グッズ、写真、差し入までいただいたフロントスタッフのみなさん。アカデミーの試合にもかかわらず、声が出せない中太鼓を叩き応援弾幕を掲げ応援していただいたサポーターの皆さま。 急な遠征等にもかかわらず気持ちよく協力していただいた本社の方。最後に私にINACで指導するチャンスを与えていただき、小学生の入団に際して多大な尽力をして下さり、どんな時でも力を貸していただいた高橋部長。 他にもINACに関わる皆さんのご協力のおかげでここまでやってくることができました。 本当にありがとうございました。
今の3年生は1年生の時からいろいろなことがあった中で、途中で辞めたいと思ったこともあったと思います。それでも選手同士で助け合いここまできました。そして昨年の県大会の決勝で止まっていたU-15の針を動かし全国の2回戦まで針を進めてくれました。1、2年生がたくさんいる中で自分たちも大変なはずなのに常にいい声を出しプレーしやすい雰囲気を作り、集中していない選手がいた時には厳しい言葉の言える本当に頼れる3年生でした。難しいサッカーに必死に取り組み、時には悩み、悔しい思いもたくさんしたと思います。でもこの12名いる3年生とでなければ間違いなくここまで来れなかったと思います。 本当に厳しい言葉をたくさん言ってきましたが、最後まで一緒にサッカーをしてくれてありがとう。 君たちはこれから指導者を続けても辞めても絶対に忘れません。 年内は活動があるので、残り少ない時間を大切に過ごしたいと思います。

1、2年生はピッチ立った選手、立てなかった選手もこの悔しさを絶対に忘れずに全国の2回戦で止まっている時計の針を動かせるように、トレーニングに取り組んで言ってもらいたいと思います。

最後に3年生の保護者の皆さま、色々な思いがある中でいつも選手の味方でいてもらい、どんな場所でどんなに朝が早くても送迎・応援の部分でも凄く協力していただき、大切で素晴らしい娘さんを3年間INAC神戸に預けて下さり本当にありがとうございました。 

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