リーグ戦に続いて今週はカップ戦（2019プレナスなでしこリーグカップ１部）が開幕！　


グループＢのINACは、浦和、ジェフＬ、マイナビ、伊賀FCとのグループステージを断続的に７月まで戦い、決勝トーナメント進出（グループ2位以内）を目指す。最終目標は８月３日（土）の決勝に勝って、『令和』元年、最初のチャンピオンになること！
リーグ戦ともども、カップ戦での戦いにも熱いご声援をよろしくお願いします！


　今日、４月７日（土）のカップ戦開幕節は、なでしこジャパンがフランス・ドイツ遠征のためチームを離れる。
INACは鮫島、三宅、中島、杉田の４人を欠いての戦いとなるが、それでも戦力は万全だ。DF陣は羽座と牛島がすでにリーグ戦で出場を果たしており、新加入のCB三浦もプレシーズンマッチで安定したプレーを披露した。中盤には伊藤、八坂、福田、さらには新加入の吉田らが出番を待っている。

　近年のINACは特定の個人に依存しない「どこからでも点が取れる」サッカーを標榜しているだけに、このカップ戦では新たなコンビネーション、新たなスターの誕生が期待される。なお、カップ戦は途中交代が５人まで認められているため、多くの選手に活躍のチャンスが与えられそうだ。鈴木監督はカップ戦での選手起用について、次のようにコメントしている。
「もちろん勝ちにこだわった中で、1人1人の良さが発揮できるような、自分の色を存分に出せるような、そんな試合にできたらいいと思います」

　今節の対戦相手は浦和レッズレディース。こちらも代表組のGK池田、DF南、FW菅澤が不在となるが、先週のリーグ戦ではベレーザを相手に終盤までリードした。隙のない守備で相手のリズムを崩す戦いぶりからは、手ごわい相手という印象を受けた。

　その浦和を攻略する鍵は、やはり運動量。それも「質を伴った走り」がポイントになる。自陣から中盤へ、中盤からシュートエリアへ、とパスをつなぐ場
面で、ボールの受け手となる選手がいかに浦和のマークを離せるか。あるいは密着する相手を引き連れて、味方のためにスペースを空けるなどの工夫も求め
られる。つまり「質を伴った走り」というのは「相手との知恵比べ」のこと。攻撃でも守備でも、相手の先手を取るアクションによって、試合を優位に進め
たい。

　なお会場となる神戸ユニバ競技場には、先日のプロ野球セ・リーグ開幕戦『阪神タイガース対東京ヤクルトスワローズ』で始球式を行ったINAC鮫島の着用ユニフォーム（阪神のユニフォーム）とグローブが展示される。珍しいタテジマのSAMESHIMAユニフォームも、ぜひ記念にご覧ください。


　というわけで、本日13時、INACのカップ戦がスタートします。
　みなさん、応援の準備はできましたか？

　Are you ready? まもなくキックオフです！



［文：江橋よしのり］