INACキャプテン 中島依美、故郷凱旋試合は絶対勝利で飾りたい！！

３週間ぶりのリーグ戦再開！　会場は滋賀県東近江市の布引グリーンスタジアム。INACが滋賀県でホームゲームを開催するのは、なでしこリーグ加盟以来初となる。

　滋賀県ゆかりの選手といえば、中島依美キャプテン。野洲市出身の彼女は小４でサッカーと出会い（それまでは柔道をやっていたらしい）、小学生の間は男の子に交じってプレーした。中学からは大阪府高槻市の女子チーム、ラガッツァFC高槻スペランツァ（現・FCヴィトーリア）にプレーの舞台を移したが、県立野洲高校を卒業しINACに加入するまで、ずっと滋賀で暮らしていた。
　その中島にとって今日の試合は、地元・滋賀への凱旋試合。6月に開幕するFIFA女子ワールドカップのメンバー入りも確実視されているため、彼女を世界の舞台へと送り出す壮行試合の雰囲気も醸し出されることだろう。故郷に錦を飾る中島キャプテンとともに、今日も勝利をつかもう！

　勝負のポイントの一つ目は、チャンスを生み出すポジショニング。攻撃陣がボールをもらう前に、いかにいい位置に動けるかが重要になりそうだ。先週のジェフ戦では仲田、京川、岩渕などが、相手選手をおびき寄せたり、または釘付にしたりして、自分や味方がフリーになれる場面を数多く作った。そのイメージを、代表勢が復帰した今日の試合でもたくさん描ければ、得点への期待が大きく膨らむことだろう。

　そして二つ目のポイントは、隙のないディフェンス。リーグ戦とカップ戦を通じ、現在４試合連続無失点を継続中のINACには、今日も鉄壁の守備を期待。GK武仲の判断と技術はもちろん、DF陣による相手の攻め手を予測した動き出しやポジションのバランス、そしてボールを奪った瞬間から始まる攻撃への切り替えなど、個人も組織も洗練されたプレーで、対戦相手にも観客にも「強さ」を植え付けてしまおう。

　最後に、今日の対戦相手について触れておこう。伊賀FCは昨季2部リーグをぶっちぎりで制し（2位との勝ち点差13）、1年での1部復帰を果たしたチーム。昇格後は何と言っても、王者ベレーザに先制されながら追いついて引き分けに持ち込んだ試合が印象に残る。注目すべき選手は第３節ジェフ戦でハットトリックを達成したMF杉田、昨季までINACの一員だったFW道上、さらに過去INACに在籍したDF宮迫とFW小川など。
　その伊賀FCについて、INAC鈴木俊監督は「勢いをもってゴールに迫ってくるチームなので、まずは立ち上がりから、相手の勢いを上回るくらいのものを出さなければいけません」と、気持ちを引き締めて語っていた。

　応援するみなさんも、ぜひ気持ちを高めて、選手たちに力を与えてください。
　
　準備はよろしいでしょうか。
　Are you Ready？！

　まもなくキックオフです！

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 ■ 試合直前インタビュー　MF7　中島依美