MATCH 試合

2021-22 Yogibo WEリーグ

INAC ○1 - 0● AC長野パルセイロ・レディース

04/16 SAT 13:00

ノエスタ

開催日時
2022年4月16日(土)13:00キックオフ
会場
ノエビアスタジアム神戸
対戦相手
AC長野パルセイロ・レディース
公式記録
公式記録

試合結果

2021-22 Yogibo WEリーグ 第17節
INAC神戸レオネッサ 〇1-0● AC長野パルセイロ・レディース

【試合開催日時】
2022年4月16日(土)13:03

【会場】
ノエビアスタジアム神戸(兵庫県)

【観客数】
1,048人

【得点者】
32分:田中美南(I神戸)
 
【INAC神戸レオネッサメンバー】


【AC長野パルセイロ・レディース】
<STARTING MEMBERS>
GK 21 伊藤有里彩
DF 17 岡本祐花
DF 3 五嶋京香
DF 32 岩下胡桃
DF 2 肝付萌
MF 6 大久保舞
MF 18 伊藤めぐみ
MF 35 太田萌咲
MF 10 瀧澤千聖
MF 16 鈴木日奈子
FW 14 泊志穂
<SUBSTITUTE PLAYERS>
GK 1 池ヶ谷夏美
DF 25 奥津礼菜
MF 33 久保田明未
MF 11 三谷沙也加
MF 8 住永楽夢
FW 20 村上日奈子
FW 19 藤田理子
 
【選手交代】
I神戸)
71分:OUT京川舞/IN髙瀬愛実
77分:OUT阪口萌乃/IN天野紗

AC長野)
46分:OUT泊志穂/IN村上日奈子
82分:OUT伊藤めぐみ/IN奥津礼菜
87分:OUT太田萌咲/IN藤田理子

【警告】
なし

【試合後監督質疑応答】
星川敬 監督

-試合を振り返って
(直近の)重要な3連戦を勝利し、メンタル的にもクリアになった中で今日は大事な試合でした。けが人等が出てメンバー構成が変わった中でのゲームとなりましたが、良い部分があまり出ない苦しい試合になってしまった印象です。

-伊藤選手を最終ラインに入れましたが
今シーズンは伊藤に助けられることが多く、自分の中では影のMVP的存在です。3バックの右も左もできますし、ワイドの左右も中盤も高いレベルでできるので今日は彼女がいなかったら守備が破綻していたかも知れません。良かった三連戦から中盤で(本来はその位置の)伊藤が抜けたことでのパスやボール奪取などの面で精度の低さを感じてしまった試合でした。

-ハーフタイムの指示は?
相手が同じようなシステムでマンツーマン気味になってしまっていたので、後半は相手がリスクをかけてくるので背後の取り方についてと、左右の両ワイドが最終ラインの背後を取るシステムを取っていてもクロスの質が低いのでそこが機能しなかったらそこ(コーナー付近)まで運んでも意味が無いということを厳しめに言いました。

-勝利の瞬間に頭を抱えられているように映りましたが
日テレ(・ベレーザ)に勝ったのは大きいことだと思いますし、あのゲームをある程度良い内容で勝ったことに対して自信があったのですが、それが今日は出なかったことのショックと原因を探さなければいけないなという気持ちが出ていたのかも知れません。

-今後の課題は?
田中の復調で得点やビルドアップ時にボールをキープしてくれているので、オフェンスの軸は決まってきて高瀬の怪我も回復してきましたし、京川の復帰もありますので前線の構成に関しては問題視していないです。
左サイドの不安を前節と今日も感じました。杉田の穴をだまし、だまし埋めてきましたが、そこがまだまだ埋め切れていないし、良い形が見つけられていないというのが自分の印象です。

-京川選手の復帰について
コンディションが整ってきていたので、「いつ出すか」ということだけでした。メンタルが強い選手であるが故に空回りしないように落ち着いてやって欲しいということは試合前に伝えました。今日の出場はホームゲームですし、神戸のファンの皆さんに戻ってきたことをお見せしたかったのもありました。高瀬と同じように勝利やゴールにこだわっている姿は若い選手にも、なでしこジャパンにも足りていないと思うので、それを全面的に表現してくれる京川はタフなゲームになればなるほど心強いイメージです。相手のAC長野さんは最後まで諦めず良く走るチームでしたので、(復帰は)ベストのタイミングだったし、しっかりやってくれたと思います。

-今日の京川選手の評価は
病気の重さを考えると、普通にプレーできて復帰している事が驚きです。それはチームとしても喜ばしいことですし、彼女自身が頑張った成果でもあります。その復帰戦を勝利で終えられたことは自分も嬉しいですし、プレーの面でも京川の良さが見えたシーンもありました。ここからは試合勘を取り戻しながら彼女のゴールを獲る力がチームの力になってくると思います。本人もチーム内で競争と言っていた通りですし、それでも勝ち残っていける選手だと思いますので、今後に期待したいです。

-なでしこリーグからの監督の無敗記録が50試合になりました
自分では正確に数えたことがなかったですが、リーグ戦ではINAC神戸に来てから負けてはないなとは知っていました。区切りの良い数字を高瀬の100ゴールより先に達成できた事は嬉しいですね(笑)。

-WEリーグ初代女王に向けて
優勝が見えるところまではきていると思います。ただ、対戦相手の並々ならぬパワーも感じていますし、一戦一戦となりますが優勝に向かってチームの課題を修正しつつ進んでいけたら良いなと思います。
 
【試合後選手コメント】
FW 田中美南 選手

-試合を振り返って
勝って終わったということはチームにとってプラスですが、複数得点を取りたかったですし、チャンスもあっただけに決め切りたかったです。マンツーマンでタイトにくる相手に対して受けてしまい、工夫が足りなかったところが課題だと思っています。
厳しい試合となった東京NB戦、マイ仙台戦に勝つことができたので今日は結果にも内容にもこだわって試合に入った分、うまくいかなかったのでこの課題は次の試合へ持ち越しかなと思います。

-先制点を振り返って
いききれたない(攻めきれていない)と感じていました。コースを見る余裕はなかったですけど、一本(しっかりと)振っていこうと思って思い切り振ったのが、良い形・軌道でいってくれたので良かったです。
 
-(復帰戦を迎えた)京川選手とのツートップは?
コンビネーション自体はもっとやっていかないといけないと思いましたが、舞さんは前で起点になって攻撃してくれていました。長い(療養・闘病)期間があって復帰できたので、勝ってお祝い(の試合に)できたのはみんな(チーム)にとっても良かったと思います。
 
-初代女王へ向けて
絶対に優勝したいし、初代女王は譲れないので勝ちにこだわっているのはもちろんなのですが、この1年やってきたことを出して勝てるように内容にもこだわっていきたいと思います。


FW 京川舞 選手

-今日の試合を振り返って
この1年、自分自身と向き合う時間が増えた中で、やっとホームのノエビアスタジアム神戸のピッチに立つことができました。(W杯などの)世界の舞台に立ったことはありませんが、それくらい嬉しい気持ちでした、
 
-サポーターやファンの声援を聞いて
早く復帰した気持ちと戦ったり、いろんな葛藤があったので、ここ(戦いの舞台)にやっと戻れたなぁと言う気持ちでした。(闘病中で)もがく時間が長かったのを思いだして、ピッチの上で感極まってしまいました。
 
-先発を伝えられたのは?
試合直前まで自分が出るのか、めぐさん(高瀬愛実選手)が出るのかわからなかったです。途中交代からINAC神戸の試合に関われるかなという思いで準備をしていましたが、そんな中でスタメンと聞いて、緊張せざるを得ないというか、緊張しないで普段通りにいこうと思いながらも遠足前のワクワクするような気分もあったりでした。でも、緊張している部分がどうしても出てしまいました。

-そんな中での決勝アシストは?
オフ・ザ・ボールの動きは自分の良さでもありますし、(田中)美南と(成宮)唯が見えて、相手のスペースがちょっと空いてるなとも感じ取れていました。そこに萌さん(阪口萌乃選手)から良いボールが来て、良いスルーパスが出せましたが、ゴール自体が素晴らしかったと思います。これまで(リハビリ中で)外から試合を見る機会が多かったからこそのポジショニングとパスワークだったのかなと思います。70分のプレーでしたが、持久力はまだまだだと感じましたが、良い起点となれるシーンも作れたかなと思います。
 
-ここまで、どのような取り組みをしてきましたか?
インターネットで調べ、前十字靭帯を怪我した影響でハム(太もも裏)が弱いというところに集中してこの1年間は取り組んできました。最近は体幹をトレーナーに聞きながらトレーニングしてきました。
 
-療養期間は苦しかったと思いますが
怪我ではないので、いつ治るんだろう、早くサッカーしたいという気持ちで、もどかしかったです。自分の中で、こんなに時間がかかると思ってなかったので、日を追うごとにどんどん苦しくなりました。やりたい気持ちとやれない気持ちが辛かった時期もありました。病気の影響なのかネガティブになりがちでしたので、最初の2、3ヶ月はキツかったです。
今出せるプレーは出し切ったのでそこは満足していますが、自分のコンディションを整えてもっともっとやらなきゃと思います。持久力もプレーのクオリティも上げていきたいです。やっぱり点を取って恩返しを伝えたいので点を取りたかったなぁとピッチを出る時に思いました。
 
-次節に向けて
対戦する相手が1位のチームを倒しに来るという難しい勝負が続くと思います。そのパワーをかわせる技術を持っているチームですし、自分もそこで今日のようにアシストだったりゴールで貢献できるように一日一日集中して練習に励みたいと思います。

【試合PHOTO】































写真:中辻颯太、奥野竹男、藤本千草

【試合見逃し配信:DAZN】
https://www.dazn.com/ja-JP/p/WE_kobe/

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【次戦のお知らせ】
2021-22 Yogibo WEリーグ 第18節
4月24日(日)13:00キックオフ
vs.アルビレックス新潟レディース
デンカビッグスワンスタジアム(新潟県)

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