2021-22 Yogibo WEリーグ
N相模原 ● 0 - 3 ○ INAC
05/08 SUN 14:00
ギオンス
- 開催日時
- 2022年5月8日(日)14:00キックオフ
- 会場
- 相模原ギオンスタジアム
- 対戦相手
- ノジマステラ神奈川相模原
- 公式記録
- 公式記録
試合結果
2021-22 Yogibo WEリーグ 第20節
ノジマステラ神奈川相模原 ●0-3〇 INAC神戸レオネッサ
【試合開催日時】
2022年5月8日(日)14:03
【会場】
相模原ギオンスタジアム (神奈川県)
【観客数】
1,146人
【得点者】
8分:田中美南 (I神戸)
70分:田中美南 (I神戸)
72分:成宮唯 (I神戸)
【INAC神戸レオネッサメンバー】
【ノジマステラ神奈川相模原】
<STARTING MEMBERS>
GK 1 久野吹雪
DF 5 大賀理紗子
DF 4 畑中美友香
DF 6 松原有沙
MF 19 石田千尋
MF 10 脇阪麗奈
MF 3 石田みなみ
MF 26 出耒村亜美
FW 11 佐々木美和
FW 9 杉田亜未
FW 20 松本茉奈加
<SUBSTITUTE PLAYERS>
GK 16 池尻凪沙
DF 22 伊東珠梨
MF 14 井上陽菜
MF 8 北方沙映
MF 24 西郡茉優
FW 28 サンデイ ロペス
FW 29 齋藤花菜
【選手交代】
I神戸)
46分:OUT守屋都弥/IN天野紗
56分:OUT阪口萌乃/IN京川舞
82分:OUT竹重杏歌理/IN長江伊吹
90分:OUT京川舞/IN浜野まいか
N相模原)
65分:OUT畑中美友香/IN伊東珠梨
83分:OUT佐々木美和/IN井上陽菜
【警告】
61分:京川舞(I神戸)
【試合後監督&選手 共同インタビュー】
星川敬 監督 / MF 中島依美 選手
-優勝おめでとうございます。
(星川監督)
長いシーズンでしたが、優勝という素晴らしい形で終えられたことを嬉しく思っています。選手も久しぶりに女子サッカー界に帰ってきた自分を半信半疑の中で信じてくれて、しっかりと今日までやってくれたことは嬉しいですし、ホッとしています。
(中島主将)
(なでしこリーグ優勝以来)9年ぶりにこうして優勝という形で終われたことを嬉しく思っています。星川監督のもとで素晴らしいサッカーをできたことが結果に出ているとすごく思います。残り2試合ありますけど、(最後まで)女王らしいサッカーを見せつけたいと思います。
-優勝記念Tシャツは良いですね
(星川監督)
(セレモニー後に選手・スタッフに炭酸水をかけられて)寒いです。
(中島主将)
めちゃくちゃ嬉しいです。チャンピオンになったからこうして(Tシャツを)着ることができて、フロントの方たちも準備してくれていたので、自分たちがしっかり結果を出せたことでチーム・クラブが一つになれたという思いです。
-優勝に王手がかかってから少し足踏みしましたが
(星川監督)
やはり広島との2試合は硬かったですし、無敗というプレッシャーが優勝よりもありました。今日は今日で優勝というプレッシャーがありました。レッズさんも前日にしっかり勝利してプレッシャーをかけてきていたのも感じていましたが、前節よりもそのプレッシャー度合いが軽く良くなっていましたし、そういうこと(優勝へのプレッシャー)にも少し強くなってきていたので、チームが成長してきているのだなと感じました。優勝経験のある(中島)依美、高瀬、山下、田中など優勝を経験している選手の力は大きかったです。
(中島主将)
前節に勝てば優勝というところで敗戦して、そのゲームでは経験のある自分たちが(チームを)勝たせることができなかったのが要因だと思っています。その中でも、切り替えて今日を迎えてしっかり勝ちで終わって優勝できたことは良かったなと思います。
-独走したように見えますが、前期と後期での違いは?
(星川監督)
選手と僕らの中では連勝していたり、失点が無い(試合が続いていた)中でも今日も試合後の選手達の表情にも表れているように、納得できる試合は少なかったです。チームとしては1強で進んでいる感じではなかったので、それが(チームにとって)大きかったのかなと思います。勝点差も気にして無かったですし、良いゲームができていないと感じている中で他(のチームの結果)に助けられりした事がここまでの勝ち点差での優勝と感じています。(皇后杯での)敗戦やEL埼玉戦(後期初戦)のようなターニングポイントの後に、チームの中でも大きな問題点を話しあったり、そういうことに自分も選手も向き合ってこれたのが良かったと思います。それに飲まれる可能性もあったのですが、そこをしっかりやり切ることができました。今日もかなり難しかった広島戦の後だったのですが、良くない状態から立ち直る力がこのチームにはあって、成長したなと思います。
(中島主将)
(後期は)EL埼玉戦から始まり、ドローで終わりましたが、負けなかったというのは良かった部分ではあるのですが、一戦一戦良い準備をして戦った上なので、それが今日の結果に繋がったのかなと思います。
-9年前の女子サッカーと今の女子サッカーの違いは?
(中島主将)
プロリーグになって、もっともっと女子サッカーを盛り上げたいという気持ちが大きくて、こうして優勝して発信できることはたくさんあると思います。女子サッカーを盛り上げるために自分たちができることをもっとやりたいなと思います。
【試合後選手コメント】
FW 田中美南 選手
-優勝が決まったお気持ちは?
いろいろなことがあったシーズンですが、嬉しいですし、ホッとしました。怪我から始まり、シーズン序盤はチームに迷惑をかけて苦しい思いをして、後半戦はこうして点を取れて貢献できるようにはなったのですが、個人的な問題だけではなくチームとしての問題だとか、それはどのチームにもあるとは思いますが、そういうことを1試合1試合必死に戦って乗り越えてきたからこの勝点差があったと思います。本当にみんな必死でこのシーズンを過ごして来たのでホッとしましたし、良かったと思います。
-移籍後の初タイトルとなりました
WEリーグが始まって、初代チャンピオンを獲りたかったですし、その場にいれたというのは幸せなことです。勝点をこぼさなかったのも「なんで?」という厳しい試合もありましたし、スタッフを含めみんなで常に上を目指し続けたからこそ今があったのかと思います。この場にいることができて、こうして(優勝に)貢献できていると思うので幸せです。
-プロリーグが始まり、感じたことは?
プロリーグという名のもと、プロ選手としてやっていますし、周りからもそう見られてはいますが、観客数とかはまだまだだと思います。(優勝した後の)この立場だから言えるかも知れませんが、競っていた方が面白いですし、女子サッカーのレベル自体の底上げや注目してもらうためにはサッカーだけやっていれば良いというわけでは無いですし、そこはシーズンが終わったタイミングで一人ひとりが振り返る必要があると思います。
-今日ののゴールは?
ヤマ(GK山下杏也加)は蹴れますし、(前節の)広島戦でもマンツーマン気味で前からプレスをかけてきて、あの辺りのスペースが空いてくるので狙っていました。ヤマのキックがあってこその攻撃でしたが、うまく抜け出せましたし、良いボールを蹴ってくれてそれが得点になり、ヤマにもアシストがついて良かったです。2点目は、その前にバーを叩いてしまってチャンスを逃していたので、冷静にコースを見て打てたことが結果に繋がりました。チームとしては苦しい時間帯でしたのでチームとしても2点目を取れて良かったと思います。
-今日のゴールで得点ランキングは2位に
あと2試合で3点差で、1位(の菅澤選手)も取るかもしれないですが、そこは諦めずに最後まで意識してやり切ってその結果、取れたら嬉しいですし、今2位にいられるのはみんなのおかげですし、そこに感謝してやり抜きたいです。
-母の日にゴールでした
「いつも見てるから頑張れ」とLINEをもらいましたが、母の日に(私から)送れてなかったです(笑)。これを機に「優勝したよ、応援ありがとう」と言いたいです。行事ごとは無縁なのですが、優勝を決められたことがこのタイミングで良かったと思いますし、(次節は)国立競技場に観に来てくれるのでそこで点を決めて勝つ姿を見せられたらと思います。
-次の国立競技場を含め残り試合に向けて
優勝も決まりましたし、浦和は皇后杯優勝のチームですので、WEリーグ初代チャンピオンチームとの対決を観に来て頂けたら嬉しいですし、そこで自分たちは優勝チームとしてしっかりと(相手を)叩いて、最終節は大宮で良い形で終われたら、このシーズンをやり抜いた感が出ると思いますので、あと2試合気を抜かずにやりたいです。
FW 京川舞 選手
-優勝を振り返って
1年、長いシーズンでした。個人としては、リハビリの期間も長かったですが、チームが積み上げてきたものの中に自分も最後に関わることができて良かったです。厳しい戦いの中で勝ち切って、私自身も久々の(2016年皇后杯以来の)優勝でとても嬉しいです。
-長い(闘病の)リハビリ期間を経て
自分自身との向き合う時間が多い中で、何か伝らえれることを模索しながらリハビリをしてきましたが、(今日は)最後にピッチで(今できることを)出し切れたんじゃないかなと思います。
-闘病期間中に学んだことはありますか?
努力し続けることは大事だけど、休むことも重要なんだなと感じましたし、メリハリという部分で自分の声をちゃんと聞いて「今頑張るところなのかどうか」など改めて大事さに気づきました。
-その中での優勝の瞬間は?
自分自身が出られない間の選手の姿を見てきましたので、だんだん逞しくなるチームの姿に自分もパワーをもらいました。今日は自分も試合に関わることができ、一緒にプレーすることができましたし、今までの自分と違った姿も少しは見せることができたかなと思います。
-来週は国立競技場での試合となります
今日もたくさんの方が来られていましたし、国立競技場でも注目度が高くなって多くの方に観て頂けると思いますので、観に来て下さった方々に良い形で終われて一緒に喜べる姿を見れるように頑張りたいです。
MF 成宮唯 選手
-優勝が決まりました
シーズン当初から目標に掲げていたことが達成できて素直に嬉しい気持ちです。前節、不甲斐ない試合で今シーズン初黒星を喫してしまって自分達も不完全燃焼の状態でこの試合にぶつけるものが凄く強い状態だったので、ホッとしました。
-自身初タイトルとなりました
INAC神戸はタレントが豊富で良い選手がたくさんいる中で、今年から星川監督が来て、タイミング的に自分は恵まれていると感じました。
-プロリーグ初年度を振り返ってみて
楽な試合が一つも無くて、苦しい試合が多かったですが、強いチームは1-0で勝てる強さがあるので、それが今年のINAC神戸は練習強度もそうですし、今までやってきたことが僅差の試合でも勝ち点3を拾ってこれた要因だったのかなと思います。
-今年はなでしこジャパンでも活躍されました
INAC神戸に来て、代表にも選んで頂けるようになり、自分のプレーの成長スピードは意識してきた中で、いろいろなものを引き出してもらったので、サッカーのプレーの幅は広がってきてるのかなと思います。
-国立競技場を含めた残り2試合に向けて
優勝してあと2試合をどう戦うのかが重要だと思います。次はホームとして国立競技場でやれますし、相手は(皇后杯覇者の)浦和レッズレディースですし、そこはやっぱり(WEリーグ初代)チャンピオンとしての戦いをして、圧倒して勝ちたいです。
【試合PHOTO】
写真:窪田亮
【試合見逃し配信:DAZN Youtube】
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【次戦のお知らせ】
2021-22 Yogibo WEリーグ 第21節
5月14日(土)16:00キックオフ
vs.三菱重工浦和レッズレディース
国立競技場(東京都)