MATCH 試合

皇后杯 JFA 第45回全日本女子サッカー選手権大会

浦和 ●1 - 1○ PK : 5 - 6
(延長)
INAC

01/27 SAT 13:00

ヨドコウ

開催日時
2024年1月27日(土)13:00キックオフ
会場
ヨドコウ桜スタジアム
対戦相手
三菱重工浦和レッズレディース
公式記録
公式記録

試合結果

皇后杯 JFA 第45回全日本女子サッカー選手権大会 決勝
三菱重工浦和レッズレディース(WEリーグ/埼玉県) 1(5PK6)1 INAC神戸レオネッサ(WEリーグ/兵庫県)

【試合開催日時】
2024年1月27日(土)13時07分

【会場】
ヨドコウ桜スタジアム(大阪府)

【観客数】
2,625人

【得点者】
19分:オウンゴール(浦和)
90+5分:髙瀬愛実(I神戸)

【INAC神戸レオネッサメンバー】


【三菱重工浦和レッズレディースメンバー】
<STARTING MEMBERS>
GK 1 池田咲紀子
DF 17 遠藤優
DF 7 高橋はな
DF 3 石川璃音
MF 16 水谷有希
MF 14 角田楓佳
MF 18 柴田華絵
MF 11 清家貴子
MF 19 塩越柚歩
MF 5 伊藤美紀
FW 15 島田芽依

<SUBSTITUTE PLAYERS>
GK 23 伊能真弥
DF 13 長嶋玲奈
DF 28 西村紀音
MF 4 佐々木繭
MF 6 栗島朱里
MF 26 丹野凜々香
FW 9 菅澤優衣香

【選手交代】
I神戸)
HT:OUT 愛川陽菜 / IN 髙瀬愛実
HT:OUT 松原優菜 / IN 井手ひなた
65分:OUT 天野紗 / IN 桑原藍

浦和)
77分:OUT 水谷有希 /IN 長嶋玲奈
102分:OUT 島田芽依 /IN 菅澤優衣香
111分:OUT 遠藤優 /IN 佐々木繭

【警告】
45+2分:田中美南(I神戸)
58分:三宅史織(I神戸)
97分:竹重杏歌理(I神戸)

【試合後監督質疑応答】
ジョルディ・フェロン 監督&安本卓史社長

―試合を振り返って(ジョルディ監督)
今日の試合を振り返るにあたり、ぜひ安本社長と記者会見に臨みたいと思います。なぜなら、彼が私をここに呼んでくれたからです。私に(監督の職を)賭けて、このチームの指揮をとらせてくれたからです。
ですので、まず最初に『ありがとう』と感謝の気持ちをに述べたいと思います。外国人監督として私が日本に来て、最初は大変なこともありました。でも彼は私にいろいろ協力して、助けてくれました。本当にありがとうございます。
今回のこの勝利を得られたのは彼の本当の素晴らしい努力と仕事ぶりだと言うこともありますし、会長やコーチ陣、チームスタッフ、フロントスタッフなどクラブ関係者の皆さんの働きぶり、仕事ぶりが素晴らしいと思います。だから、ぜひともこの記者会見の場に同席してもらいたいと思います。
その上で、今日の試合の振り返りをさせていただきます。正直なところ、前半はあまり良いプレーができなかったです。自分たちのサッカーができなかったですし、相手チームはすごくフィジカルを前面に出して戦ってきたところがあったと思います。
なかなか難しかった前半から、後半に(何かを)変えていかないといけないところで、ハートを持って戦わなければならないと考えていました。そこで選手交代をいくつか行いました。相手もかなりフィジカルで来ましたので、前線には高瀬選手を。そして、中盤のアンカーに土光(真代)選手を入れて、井手(ひなた)選手をセンターバックに入れました。
もう少し競り合いで勝てるようにということを目指しました。結果として、最後まで強い気持ちを持って選手がよく戦ってくれました。だからこそ、追いつくことができたと思います。その後、延長戦に入ってからはゴールチャンスもありましたが、PK戦になるとある意味「くじ引き」のようなものですので、勝負はどちらに転んでもおかしくない状況になりました。最後まで、この試合を勝ちたい気持ちをずっと選手が見せてくれたことによって追いつき、このような形で勝利できた思います。

―この記者会見に同席して(安本社長)
優勝会見で社長が出席するのは珍しいことですが、(私の目の前にいる記者の方々に)平素から皆さまのご協力により、INAC神戸の情報発信ができていることに感謝申し上げます。
そしてジョルディ監督はWEリーグで初めての外国人監督として、、サッカー先進国と言われるスペインから来日しました。チームが始まった当初は(W杯中で)代表選手がいない中で、チームトレーニングが難しい状況でした。カップ戦ではスタートからの2試合は苦しい試合でしたので、何度も話をしました。僕自身、今日が3回目の皇后杯決勝へのチャレンジだったのですが、これまで6年間このクラブで社長として学んできた日本の女子サッカーについてのことを監督に全部伝えました。ジョルディ(監督)も自分なりに解釈をしてくれましたし、『最後は自分のスタイルでいいんだよ』と話していました。
時には意見がぶつかったり、時には議論をして話し合いをして来ましたが今日の結果につながったと思います。
彼の素晴らしいところは、これでもかっていうぐらい細かく選手にアドバイスをするところです。今日も試合前のミーティングに入りましたが、『その話は前も聞いたよね。昨日もしてたね。一昨日も言ってたよね』と思うところも徹底しています。徹底する監督はやっぱり結果が出せるんだなと思いました。
それから、若手選手をどんどん使うところも。ベテランと言われる選手や中堅どころの選手も当然がんばらせていますが、今日は特に桑原藍です。ドラクエで例えるとメタルスライムを倒して急に1万ポイントぐらいの経験値が上がったようなステージになったと思います。
僕はこの優勝はとても嬉しいですし、朴康造TDを含めたチームスタッフ、フロントスタッフ、このチームを築かれた文会長のおかげだと思いますそし、ファンサポーターの皆さま、何よりもいつもご支援くださるスポンサー企業の皆さまのおかけだと感謝します。
ジョルディには日本に来てくれてありがとうと言いたいですが、「これがゴールじゃない。次はWEリーグを優勝して、2冠を獲ろう」とも伝えたいです。

―PKの順番について(ジョルディ監督)
カップ戦ですので、何度もPKの練習をしていました。PKの練習するは私はあまり好きではありません。実際のゲームの臨場感というか実際に試合(公式戦)で受けるであろうプレッシャーが練習では出づらいからです。
今日はベテラン選手が最初に蹴るように選手たちに伝えていました。ある程度のメンバーを選んでいました。その中で選手たちの判断(120分戦った後のコンディション含め)で順番は決めるようにしていました。

―このタイトルに意味合いは?(ジョルディ監督)
私にとってもクラブにとっても重要なタイトルを手にしたと感じてます。昨年はこの決勝で勝てなかったことも聞いていました。選手たちは、今まで自分たちが強くなりたい、勝ちたいと目標を持って練習しています。。この大会の最後にこのように形、結果が得られるた証を手にしたことを考えると、とても重要なタイトルだと思います。
私自身、外国で手にする初タイトルですし、優勝した瞬間に少し涙が出ました。スマホを見ると、バルセロナからも連絡が来ていたのですが、向こうにいる家族、友人たちもみんな喜んでくれています。ありがとうございました。

―桑原藍選手の起用について
試合の後に彼女と話したのですが、今日自分がやろうとしたことがうまくできたかな?と聞いたところ「やれた」と言っていました。彼女も含め、INAC神戸にいる若手選手はとても能力のある選手が揃ってると思います。
今日の試合起用に関しては彼女は速さがあるということで起用しました。彼女は今後も自分の持ってる力をもっと信じて、発揮してほしいです。

―長居でようやくの勝利(安本社長)
なでしこリーグ時代には、小山史乃観選手、浜野まいか選手。どちらもうちにいた選手ですけれどもセレッソ大阪に敗れました。皇后杯では2大会前には日テレ・メニーナ敗れ、昨年は決勝で日テレ・ベレーザに敗れて勝ったことがありません。
ただ、今日の試合で三宅史織がイエローカードを受けましたが、相手選手を正面から止めたプレーがありました。やや危険なプレーに映ったかも知れませんが、2大会前に1対1で抜かれてしまい、決勝点となる失点をしたことがあったのですが、あの経験が選手たちに残っていたのかなと体を張るプレーに胸が熱くなりました。これからはここ長居での勝率も上げていきたいです。
―いつもおっしゃる「Eauipo」について(ジョルディ監督)
組織(家族、チーム)がうまくいっていれば、個々はついてくると思っています。
このチームを引っ張ってくれるキャプテンには重要な役割があると考えています。その面からしても、田中美南選手はとても素晴らしい選手だと思います。プレーヤーとしても素晴らしいと思いますし、それは世界の大会でも評価されてます
彼女の取り組む姿勢。日頃の練習から居残り練習をしたり、若手選手に声を掛けたり、試合で相手に向かっていく姿勢、ロッカールームでの選手たちを鼓舞する声、素晴らしいものを彼女は見せてくれています。
彼女がこの「Equipo」(チーム)という集合体を引っ張っていってくれるので、Equipo(チーム)をまとめるのは、とてもやりやすいです。
もうひとつは、選手みんなが勝ちたいという気持ちを強く持っています。私も勝ちたいが、前に出過ぎて、人とぶつかるところもあったり、選手ともぶつかったこともありますが、みんな勝ちたい気持ちを持って取り組んでいます。
それが試合の結果にも表れました。家族としてみんなで戦っていく姿勢が今日の試合では見れたと思います。


【選手コメント】
FW 髙瀬愛実 選手

―優勝おめでとうございます。今のお気持ちは?
最高に嬉しいです。

―昨季、悔しいシーズンだったかと思いますが、ライバルに勝利しての優勝いかがですか?
去年の決勝(0-4東京NB)とても悔しかったので、同じスタジアム(ヨドコウ桜スタジアム)で優勝することができて嬉しいです。

―後半から出場して流れを作りましたが、どういったプレーを心がけていましたか?
いつも途中から入る時は前線で体を張って、溜めを作るとか、ゴール前に入っていくといった部分が明確に今シーズンはやらせてもらっているので、今日も迷いなく専念することができたかなと思います。

―オフサイドになりましたが惜しいチャンスも作りました
オフサイドになってしまった部分をもう少し丁寧にできていたら良かったなと思います。

―延長戦の終盤も良いチャンスを作れていながら決めきることができませんでしたが、チームの雰囲気はどうでしたか?
チームの雰囲気は大会を通しても変わらないですし、この試合も(雰囲気は)良かったですし、なにより今日の先発していた選手たちは準決勝EL埼玉戦も120分を戦っているのですが、あの時間でも足を動かせる部分を見て、私ももっとがんばらなきゃなと思っていました。いまのチーム力、誰かのために動けるという部分は強みになっています。

―今シーズンは開幕から無敗ですが、その他のチームの強みは?
(サッカーは)団体競技なので、いつも調子が良いわけではなくて、誰かが悪くても調子が良い選手が助けてくれますし、その部分がピッチの内外で出ていると感じます。

―今後を考えると今日はライバルの浦和に勝利できたのは大きいですね
(浦和)は勝ちたい相手ですし、リーグ戦はもっともっと厳しい戦いになるな、と今日の試合で感じた部分でもあるので、自分たちもこれから積み上げて、リーグ戦もしっかり勝利できるようにがんばりたいと思います。

―今後の意気込みをお願いします
シーズンが始まってまだ半分ほどですが、この段階でこれだけチームがまとまっているのは、なかなかないと思います。良いチームだからこそリーグでも優勝したいという欲がありますので、より積み重ねて結果を出していけるようにしていきたいです。

GK 山下杏也加 選手

―優勝おめでとうございます。お気持ちいかがですか?
昨年と同じ会場で負けて準優勝が悔しかったので、もう一度、同じ会場で優勝して(昨年優勝の)東京NBが見ていた景色を見たいと、それだけを考えて優勝を目指しました。

―試合前はチームメイトにどのような声をかけましたか?
試合前はあまり(チームメイトに)伝えないのですが、(試合前の)ロッカールームの円陣で田中(美南)選手が熱く話してくれたのが、みんなが熱くなった瞬間かなと思います。チームがひとつになったメッセージだったかと思います。

―前半は苦しんだ展開だったかと思いますが、ご自身はどのようなプレーを意識されましたか?
準決勝と同様に2人のセンターバックが競れる選手がいたので、そこを外しながら、ウイングバック(守屋都弥、北川ひかる)に持っていくかを後ろから考えると浦和が少し上だったかなと感じました。中盤にボールを入れた時のショートカウンターを狙っていたのが分かっていたのですが、それを逆に前向きに運んだり、インサイドにボールを入れた時がチャンスだったのでリスクを負って得点を取りにいくイメージでした。

―後半も苦しい展開の中、ビッグセーブがありましたが追いつくためにどう考えていましたか?
リフレクションに入ってしまった失点に対して、あの場面での自分の手の出し方が少し違っていたので、自分がチームに迷惑をかけたと思って、それ以外の失点をしないように意識していました。最後、キャッチできるところをできなかったのが一番の後悔かなと思います。

―PK戦で大仕事をやり遂げましたが、どのような心境でしたか?
ゲーム内容や試合の展開でPKになった時のINAC神戸の選手たちのメンタルは浦和よりかはポジティブでしたし、自分もPK戦に入った時には勝てる雰囲気というか、勝てる自信がありました。PK戦の間合いというか、笛が鳴ってからの相手のタイミングに少し合わせられなかったのが、もったいなかったなと。PKを蹴った選手たちが雰囲気にのまれなかったのが素晴らしかったです。

―今シーズン開幕から無敗ですが、その強さの秘訣は?
各ポジションに素晴らしい選手がいることと、両ウイングが自分が相手GKだとしても良いキッカーがいるなと思うので、良い攻撃ができていれば良い守備ができると思っているので、いかに良いボールを前線に供給できるか、試合をコントロールできるかが試合の結果に繋がっていると思いたいです。

―今後の意気込みをお願いします
まずは一冠を獲れたことに少しほっとしていますし、いまは無敗のチームですがこれからINAC神戸対策をしてくるチームが出てくる中で、それを上回るように選手個々のレベルアップと、ビルドアップの精度を上げていけるようにもう少し積極的にやっていきたいと思います。

【試合PHOTO】






























7大会ぶり7度目の皇后杯優勝となりました。
応援ありがとうございました。


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