MATCH 試合

2024-25 SOMPO WEリーグ

C大阪 ○2 - 1 ● INAC

12/01 SUN 14:00

ヨドコウ

開催日時
2024年12月1日(日)14:00キックオフ
会場
ヨドコウ桜スタジアム
対戦相手
セレッソ大阪ヤンマーレディース

試合結果

▼ 試合結果の詳細は、WEリーグ公式サイトをチェック! ▼
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https://weleague.jp/matches/2024120109/


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【得点者】
⚽ 4分:成宮 唯 (I神戸) ⚽ 


⚽ 12分:百濃 実結香 (C大阪) ⚽ 

⚽ 16分:矢形 海優 (C大阪) ⚽ 




ジョルディ フェロン 監督

試合を振り返って
最初に言いたいことは、WEリーグはすごくレベルの高いリーグです。選手、リーグのレベルはずっと上がっていっているので、希望として今後はレフェリーも高いレベルになってもらいたいなと思います。今日の試合を振り返ると、最初の15分間は気が緩んでいたところがあったと思います。その時間帯に1失点目があり、その後12になって追いつかないといけなくなりました。ただ、30分が過ぎてからは一方的に攻めることができ、私たちの流れではあったと思います。長いボールを入れるダイレクトなプレーが多い攻撃に傾いていましたが、その中からチャンスはできていたと思います。バーに当たったり、相手GKにセーブされたり、いいところにこぼれ球がこなかったり、若干ついていないところがあり決められなかった。何とか引き分けに持ちこもうと最後まで戦いましたが、それができなかったのは残念です。
 
試合後、選手たちにはどのような言葉を掛けましたか?
「ボールが(ゴールに)入りたい、入りたくない、そういう試合は時々あるよね」というふうに話をしました。頑張って攻めろ、と言っていた中で選手たちも最後まで頑張ってよく戦ってくれましたし、チャンスメークもできていました。ただ、ボールがゴールに入らなかったので、それ以上、選手に多くのことは要求できません。ですので、選手たちには「切り替えて、体を休めて、次の試合に向かって準備しよう」ということは言いました。次はカップ戦(2024-25 WEリーグ クラシエカップ)の準決勝が控えていますので、しっかり勝ち抜いていかないといけないと思います。
 
前半戦最後の試合でリーグ戦初の黒星を喫しましたが、この試合の経験を次にどうつなげていきたいですか?
油断は禁物だ、ということですね。セレッソ大阪ヤンマーレディースさんは確かに攻撃のいいチームだと思います。ボールをつないでのプレーもうまくでき、たくさん点を取るチームです。そういう得点が取れるチームに対して、油断する時間帯を作ってしまってはダメです。これはセレッソさんだけではありません。WEリーグに加盟している他のチームも強さはあるので、油断は禁物だと思います。
 
―24分の交代を機に、パオラ ソルデヴィラ選手を中盤からセンターバックにしました。この意図についても教えてください。
代表活動でヴィアン サンプソン選手が不在で、他にセンターバックがいないという事情もありました。井手ひなた選手に関しては、最初の失点シーンの前に接触があり、そこで少しケガがあった様子でした。その後も続けてプレーしましたが、プレーを継続することが難しかったので、センターバックで使える選手がパオラ(ソルデヴィラ)選手しかいなかったということが理由の一つです。後半は私たちが攻撃する中で、セレッソさんはかなり引いて守り、カウンター狙いになっていました。それで途中から山本摩也選手をセンターバックの外側に置き、パオラ選手をアンカーに入れることで守備を安定させたいということも意図としてありました。いろいろと戦術的変更を加えながら何とか点を取りにいこうと頑張ってチャンスメークまではできていたと思いますが、本当になかなか得点に結びつきませんでした。





FW 髙瀬愛実 選手

後半から出場しました。どう意識してプレーしていましたか?
まずは、しっかりゴール前に入っていくこと。そういう意味では結果を出すことができませんでした。

ヘディングシュートは惜しくもGKに阻まれました。
ミートすることを意識して、GKの足元を狙いましたが……。もう少しコースを狙えば良かったですね。少し気持ちが入り過ぎました。追いかける展開ではなかったら、もう少し余裕をもってヘディングできていたと思います。

後半の45分間の攻撃で改善すべき点は何でしょうか。
相手のディフェンスラインは結構下がっていたので、その前のスペースで一つ起点を作って、前向きな選手をもう少し使えれば良かったです。もう少し冷静になって、ワイドの選手を使ったり、コンビネーションプレーを入れたり。相手陣地でボールをもう少し動かしたほうが良かったのかなとも思います。

この敗戦をどう生かしていきますか?
負けるのはいつも悔しいです。ただ、ここまでリーグ戦無敗でこれたこと自体がすごいことです。無敗でリーグ戦を折り返したかった気持ちはありますが、今日負けたことで少し肩の荷が下りた面もあります。無敗のプレッシャーはもうなくなったので、ここからはまたチャレンジャーとして臨めるリーグ後半戦になると思います。

本日、INAC神戸レオネッサのアカデミー部門及びスクール部門を運営するNPO法人アイナックの理事に就任することが発表されました。
これまでもチームとしてのスクール活動に加えて、何度かオフを利用して個別にスクールに顔を出させてもらったりしていました。今後、そういった活動を役割の一つとしてやっていけたらいいなと思い、オファーを受けさせていただくことになりました。女子サッカーは競技人口が増えて、いい選手もたくさん出てきていますが、INAC神戸の育成組織にいい選手がもっと入ってほしい思いがあります。I神戸が長く発展していくためには、育成組織が発展することも大事。自分の経験やメンタリティーを若い選手に伝えていきたいです。一つ、この場を借りてお伝えさせていただくと、セカンドキャリアを考えての決断ではない、ということです。この役職をやらせていただきながら今後、3年、5年、10年と現役選手を続けていくという気持ちを持って受けさせていただきました。この役職を引き受けたからこそ、現役を長く続けないといけません。この仕事を引き受けたことを、現役選手としてより良くなっていく、その一つのきっかけにしたいと思っています。


DF 三宅史織 選手

─2点目を取ることができずリーグ戦初黒星となりました。試合を終えての感想をお願いします。
失点は自分たちの緩みがあったからこその失点だと思います。相手にリードされた後は、自分たちが勝つための大切なプレー、最後まで諦めないことは全員ができていたと思いますし、その気持ちもすごく伝わっていました。会場の雰囲気も素晴らしい中で試合をさせていただき、モチベーションも上がっていただけに、ゲームをコントロールする力だったり、勝つために何が必要なのかという部分を考えさせられる試合になりました。しっかり守る相手に対して、崩しきれなかったことは今の自分たちの実力。そこを改善していきたいと思います。

リードされた後の攻撃は思いどおりにできていた部分もありますか?
少し焦ってしまっていた面はあります。加えて、(ボールを)放り込む時間帯が少し長かったのではないかとも感じていますが、それでゲームコントロールが課題と言われたらそれまでです。もっとも、全員がチームのために、勝つために何をしなければいけないのか考えた結果、敗戦になりました。ゲームコントロールの部分や、(ボールを)放り込みすぎてしまったことは課題といえば課題です。ただ、気持ち的にはしっかりと戦った結果ですので、この結果を受け止めたいと思います。

負けた後の期間が大事になると思います。128日の2024-25 WEリーグ クラシエカップ準決勝・アルビレックス新潟レディース戦に向けて、どう過ごしていきたいですか?
もちろん、経験のある選手が若手を引っ張っていかないといけないですし、引きずっていたとしても、次の試合はやってくるので。やはり(年代が)上の選手が、「もう次、切り替えてやっていくぞ」というのを示していきたいですし、そのことはロッカールームでもジョルディ フェロン監督も言っていました。今日の反省はもちろんしますが、その中で次に向かっていくことが必要だと思います。


MF 成宮 唯 選手

先制点を決めながらも悔しい敗戦になりました。
試合の入りはすごく良かったかなという感触は自分の中でありますが、90分トータルで試合を見た時に、セレッソさんのチャンスはあの2本しかなくて。チャンスメークで言ったら、多分、私たちのほうがたくさんあったと思うので、本当にゴールが遠かった試合でしたけど、それで済ませられるような試合ではなかったので悔しい気持ちです。
 
短時間のうちに逆転されたことで慌てた部分もあったかと思いますが、敗因に関してはどこが課題だったと思いますか?
この間のジェフユナイテッド市原・千葉レディース戦では、追いかけながら最後は勝ちにもっていくことができましたが、今シーズンは追う試合というのがあまりなかったので、失点して慌ててしまう部分というのは少なからずあったと思います。今シーズンは若い選手が何人か出ている中で、余裕のあるベテラン選手がもっとしっかりやっていかないといけないと思います。
 
ただ、後半はINAC神戸らしい厚みのある攻撃ができていたと思います。
I神戸は本来そういうチームですし、ボールを保持してアグレッシブにゴールを狙う分厚い攻撃というのは今シーズンすごく良くなっているところなので、それを継続していきたいです。あとは決め切るところがすべてかなと思います。
 
無敗でのリーグ戦折り返しとはなりませんでしたが、この経験を次にどう生かしていきたいですか?
2年連続無敗での首位折り返しはできませんでしたが、無敗での首位折り返しはなかなか難しいことだと分かっている中で今シーズンも2位で折り返せたことは良かったと思います。私たちは後半失速しがちなので、改めて気持ちを入れ替えて、次のリーグカップ戦(2024-25WEリーグ クラシエカップ)にフォーカスして戦っていきたいと思います。


MF 水野蕗奈 選手

後半からの出場になりました。監督からはどんな指示を受けて入りましたか?
負けている状況だったので、まずは1点を取りにいくというところで『やれるぞ。頑張って』という感じで送り出されました。久しぶりの出場でしたが、前線のカルロタ スアレス選手、髙瀬愛実選手らは経験もあって考えてプレーしてくれていたりするので、自分は自分のやれることを必死にやればいいだけの状況だったかなと思います。
 
試合を振り返っての感想を教えてください。
前半は先制しましたが、早い時間に2点取られて逆転されたので、自分が入る時には追いつかないといけないと思っていました。後半はロングボールが多い攻撃になりましたが、ゴールに向かう迫力は十分あったと思います。ゴール前に転がってくるようなボールが多くてあと一歩というところだったのですが、それを決めきれなかったので、そこは自分たちの足りない部分だったのかなと思います。
 
水野選手自身はクロスでチャンスも多く作っていました。今日のプレーについての手応えも教えてください。
最近は膝の調子もあってなかなかコンディションが上がらないところだったのですが、自分のやれることをやらないといけないと思っているので、今日は最低限の力は出せたのではないかなと思います。
 
今後に向けての意気込みをお願いします。
リーグ戦は今日で前半戦が終わってしまいましたが、皇后杯とカップ戦(2024-25 WEリーグ クラシエカップ)がまだ残っていますし、カップ戦はタイトルに近いところまで来ているので、必ずタイトルを獲れるように、切り替えて頑張っていきたいと思います。


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