2024-25 WEリーグ クラシエカップ
INAC ○ 1 - 0 ● アルビレックス新潟レディース
12/08 SUN 15:45
ピースタ
- 開催日時
- 2024年12月8日(日)15:45キックオフ
- 会場
- PEACE STADIUM Connected by SoftBank
- 対戦相手
- アルビレックス新潟レディース
試合結果
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https://weleague.jp/matches/2024120813/
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【得点者】
⚽ 59分:守屋 都弥 (I神戸) ⚽
🔥 Clean Sheet 🔥
ジョルディ フェロン 監督
─ 試合を振り返って
もう見ていただいて分かっていただけたと思いますが、やはりこういう試合で完勝するのは難しいです。戦いにくい試合になりました。前半は少し私たちがナーバスになってしまった部分がありました。焦ってしまい、ボールを保持することができなかったと思います。前半の意図としては、成宮唯選手を少し下げることによって、うまくビルドアップをしたいと思っていたのですが、それがうまくいかなかった前半になりました。アルビレックス新潟レディースさんよりも、もう少しいいプレーができると期待していましたが、なかなかそれがうまく出しきれなかったというのが前半の印象です。
それで後半に山本摩也選手、桑原藍選手を投入することによって、INAC神戸らしいプレーがうまくできていたと思います。実際、ゴールチャンスも後半のほうが多く作れていました。最後、終盤にやられそうなシーンもありましたが、新潟さんももちろん実力のあるチームですから、そういうシーンを作られるのは仕方がないとも感じました。最終的にうまく勝利に繋げることができてとてもうれしく思っています。
選手達は本当に日頃から一生懸命練習してくれています。そういった積み上げができているからこそ、こういったいい結果が得られていると思います。今日の勝利について、選手たちには先ほど「おめでとう」と伝えました。素晴らしい内容を見せられたことを私はうれしく思っています。
─ 後半は特に守屋都弥選手がいつもより低いポジションでプレーしていました。指示されたのか、あるいは試合の中の流れの問題だったのでしょうか
守屋選手になかなかボールが繋がらなかったというのは、私もそう思います。前半、守屋選手のポジションは高い位置にいすぎて、相手選手にマンマークのような形でつかれていました。最初のスタートの位置があまり高い位置ではなく、後ろからゲームの流れの中で上がっていくのが一番理想的だと思います。実際、得点もそういう形で生まれていたと思います。後半は逆に守屋選手のスタート位置がかなり低い位置になっていましたから、18番の選手をつり出すことができていました。その結果、その後方のスペースを使って、愛川陽菜選手らが攻撃に繋げることができていました。愛川選手は時々中に入るプレーもしますし、もちろん縦にも入っていけます。そうなると守屋選手は前方にスペースが空いた中で、周りの攻撃を見ながら参加していけます。そういった形が守屋選手の一番得意な形だと思います。それができていました。また、後半にできていたのは、中盤でのボールの繋ぎです。成宮選手、山本選手、パオラ ソルデヴィラ選手、彼女たちにうまくボールが入ることによって、守屋選手が攻撃に上がっていくタイミングを取れていました。それが後半は見られたと思います。もちろん、チームにとって守屋選手は中心的な選手です。他にも三宅史織選手、土光真代選手、山本選手もそうですし、成宮選手もいます。そういった彼女たちが彼女たちらしいプレーをうまくしてくれれば、チームとしてやろうとしていることはうまく機能すると思います。
─「難しい試合だった」とおっしゃられましたが、どのあたりに難しさ感じられましたか
新潟Lさんは非常に守備の強い、いいチームだと私は思っています。もちろん監督さんも素晴らしいですし、練習から鍛錬されているなと感じます。その中で、前に2人いい攻撃の選手がいます。昨シーズンの結果を見てみると、リーグ戦の上位に食い込んでくる素晴らしい成績を残していました。今シーズンに関しては何人か故障している選手がいると思いますが、今出ている選手で頑張ってプレーしているということは私も勉強していました。先ほども言いましたが、後半は私たちらしいプレーがうまくできていましたので、私たちも実力が発揮できていたと思います。I神戸がうまくがプレーできたのなら、なかなか他のチームは勝つのが難しいのではないでしょうか。
─次の決勝の相手はサンフレッチェ広島レジーナです。リーグ開幕戦で引き分けた相手ですが、どのように挑みますか
確かにおっしゃる通り、リーグ戦で勝てなかった相手ですね。で、今日も三菱重工浦和レッズレディースに勝ちましたし、戦いにくい相手になってくると思います。ですが、その前に皇后杯がありますので、そちらの試合も大切だと考えています。S広島Rさんはボールを持てるチームだと思います。中盤にいい選手もいます。前線には速い選手、中嶋淑乃選手もいます。うまく効果的にパスを繋いでくるチームですし、難しい一戦にはなると想像します。ただ、繰り返しますが、次の試合は皇后杯、ちふれASエルフェン埼玉戦になります。EL埼玉さんもなかなか戦いづらい相手ですから、まずはその試合に集中していきたいと思っています。
MF 成宮 唯 選手
─ 前半はやや低い位置でバランスを取っていました
そうですね。今日は戦術的に、前に速い選手がいたので、前からガンガン行こうっていうところで、多分、自分のポジションが1列下になったのは意図として感じていました。もっと前半に、自分がゲームメークの部分で貢献できたら良かったのですが、なかなか相手も対策していて、すごく引いた中でのボール保持が長かったので、前半は苦戦した感じです。
─ 後半になり、成宮選手が一つ前に上がってから、チームがうまく回り始めました
そこは私自身も手応えを感じていますし、やっぱり自分が一つ前にいることによって、攻撃のスイッチが入るし、攻撃が活性化することも感じています。今シーズンはすごく自分がこの1.5列目に入る試合でチャンスメークがすごい多いっていうのを感じてるので、そこは自信を持っていいのかなと。もう少し欲を言えば、点を取った15分ぐらいの間にもう2点ぐらい取れれば良かったと思います。
─ 自分たちの時間帯に点が取れないのが、ここ最近、苦戦している原因の一つですか
そうですね。やっぱり後半の最後、相手にチャンスがあったように後半の最初に私たちにペースがきた時に3点ぐらい取れていれば、後半の終盤にピンチを迎えても、少し余裕を持ってプレーできたと思います。カップ戦の1-0というのはすごく難しい状況なので、そこの戦い方は難しかったと思いました。
DF 守屋 都弥 選手
─ リーグカップの準決勝に勝って決勝進出となりました
INAC神戸としては決勝進出は初めてなので、そこは一つ前に進めたと思っています。ですが、最後まで勝たなければ決勝に行ったとしても、2位というのは私自身もそうですし、チームのみんなも納得いかないと思います。絶対に優勝して、他の大会、皇后杯だったり、リーグ戦に勢いをつけられればと思います。ですので、絶対に勝ち切りたいと思っています。
─ 今日はどちらかというと低い位置でのプレー時間が長くなりました。相手を食いつかせる狙いですか?
そうですね、相手のサイドハーフが結構、守備では5バックになる形、私が上がったとしたらそういう形になることが多かったので、スペースを開けるために少し低めの位置から関わろうかなと結構いろいろとやっていました。水野蕗奈選手が、前半の途中から右に来てくれて、そこで崩しの形はできてきたので、それはそれで良かったと思っています。
─ そして今シーズン初得点です
そうですね、初得点ですね。井手ひなた選手から右足でクロスが上がってくるのは、練習でもやっていたのですが、そこであまりやらないバックヘッドで入ったのは良かったかなと思っています。その得点で勝てたというのも大きいですし、本当に良かったと思います。
─決勝戦に向けて
全員で勝ち切りたいですし、国立競技場ではチームとして負けの思い出(WEリーグ初年度の浦和戦)があるので、そこで勝って優勝して、一つ、みんなで喜べたらいいなと思っています。
FW 愛川 陽菜 選手
─ まず、今日は長崎でのゲーム。九州でのゲームということで力が入った部分もありましたか?
日頃、九州で試合をする機会がなかなかないので、すごく新鮮でうれしかったです。鹿児島から友達や家族、親戚が来てくれましたし、神村学園高校で一緒に戦った友達も見に来てくれました。その中でプレーできるのは、いつも以上の喜びを感じました。
─ 前半から活動量が多く、後半に入ってからも右サイドをうまく攻略していました。
最近の試合でアクションする回数が少ないというのを自分でも感じていたので、そこは前半から意識していましたし、後半のほうがより強く出たと思います。選手同士の距離感が近かったので、自分としてはすごくやりやすかったです。
─ 得点以外の部分で貢献したいと言っていましたが、体を張ったプレーは今日も回数が多かったです。
相手も本気できていますし、いつも以上の熱量でくるので、自分たちも負けないように頑張りました。
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【次節 試合日程のお知らせ】