2024-25 SOMPO WEリーグ
INAC神戸
○
1
-
0 ●
EL埼玉
03/01 SAT 12:00
神戸ユ
- 開催日時
- 2025年3月1日(土)12:00キックオフ
- 会場
- 神戸総合運動公園 ユニバー記念競技場
- 対戦相手
- ちふれASエルフェン埼玉
試合結果
▼ 試合結果の詳細は、WEリーグ公式サイトをチェック! ▼
▼ ハイライト動画・対戦チーム情報もご覧下さい。▼
https://weleague.jp/matches/2025030118/
▼ 公式X(@inac_kobe2001)で試合中に随時更新しているデータをまとめて掲載! ▼
【得点者】
⚽13分 井手ひなた (I神戸) ⚽
🔥 Clean Sheet 🔥
ジョルディ フェロン 監督
─試合を振り返ってください
今日の試合を振り返ると、前半はいい内容で試合ができていたと思います。もう2~3点入っていてもおかしくなかったと思います。最近のINAC神戸にとって、そこでの決定力は足りていないところです。得点はセットプレーからでした。もちろん、セットプレーは練習していますから、その成果を発揮できたことは良かったです。ただし、流れの中からしっかり点を取っていくことは必要になります。
後半が始まり、I神戸がうまく試合を支配できていたと思いますが、何度か崩されるシーンがあり、失点していてもおかしくないような決定機もありました。後半、そういった悪い時間帯も見られ、I神戸としては、交代カードを何枚か切りました。山本摩也 選手、髙瀬愛実 選手、カルラ モレラ 選手はいい働きをしてくれたと思います。相手に傾いていた試合の流れを、交代で入ったこの3選手が食い止めてくれました。最終的には1-0のスコアで終わりました。正直なところ、もう少し点差をつけたかったのですが、勝利できたということには満足したいと思います。
最後に、今日来ていただいたお客さんに感謝したいです。少し遠いスタジアムでの開催でしたが、応援していただいて感謝しています。ありがとうございます。
─この中断期間、選手の入れ替わりもあったなか、どういう準備をされてきましたか
まず守屋都弥 選手がチームを去ったことで、その穴をどう埋めるかを考えました。同時に太田美月選手をはじめ、新加入の選手が加わりましたので彼女たちをどういうふうにうまく組み込んでいくかを考えながら準備を進めてきました。新加入は若手選手ですし、経験値がまだ低いので、彼女たちの良さをどう引き出していけばいいのかを考えました。太田 選手の右に井手ひなた 選手を配置することで、うまく連係プレーができるように練習から取り組みました。井手 選手は右サイドでの攻撃でも力を発揮できていたので、その点はチームにとっても良かったと思います。また、太田 選手は日々の練習を見るたびに、「本当に素晴らしいプレーができるな」、「すごく能力の高い選手だな」と驚かされています。とても将来が有望な選手だと思います。I神戸には三宅史織 選手、土光真代 選手という素晴らしいセンターバックがいますし、太田 選手は彼女たちから学ぶことで素晴らしいセンターバックへ成長していくと思います。
─I神戸にとってセットプレーはすごく大きな武器だと思いますが、シーズンを通してそのクオリティーが上がってきていると感じられていますか
チームの長所はうまく生かしていかなければいけません。今シーズンのチームには背の高い選手が多いです。昨シーズンはそうではなかったので、セットプレーでは強めの速いボールをニアに蹴ることが多かったです。今シーズン、背の高い選手が増えたことで、クロスの質を変えています。土光 選手にキッカーを務めてもらうことが多いですが、相手のGKが出てきづらいところにうまく蹴ってくれていて、そこで勝負ができていると感じます。今シーズン、おそらく6~7点はセットプレーから得点を奪うことができています。
─リーグ再開初戦を勝利で飾ったことについて
I神戸にはチャンピオンになるという目標があり、それに向かっていくべきだと思っています。この中断期間に若手選手が加入し、チームが少し変わりました。今日の時点では暫定的にI神戸が首位に立っています。ですが、今後の対戦相手やスケジュールを見ると、難しさを感じる部分もあります。次はアウェイでアルビレックス新潟レディース戦、その次はジェフユナイテッ千葉レディースをホームに迎えますが、やはり戦いにくい相手だと思います。まずは一つひとつしっかり勝っていくこと、そうすることで順位を守っていきたいと思います。
DF 土光真代 選手
─試合を終えての感想をお願いします
まずは、リーグ後半戦の初戦で勝つことができました。そのことは本当にポジティブな点だと思います。ただし、勝てたことは良かったのですが、残りの10試合、このままだと絶対に上にはいけないと感じています。全員が危機感を持ってやっていかないといけません。
─前半はうまく戦えていた印象ですが、後半は相手に決定機を何度か作られました
今日は5バックでスタートして、すぐに4バックに変わりました。前半はプレスが機能してボールを奪えていた部分があったと思います。ですが、後半は5バックに戻ったことで中盤の枚数が少なくなり、相手にボールを持たれることが多くなりました。どこでボールを奪うのか。3枚、4枚とプレスをかけたにもかかわらずボールを奪いきれず、相手にサイドチェンジをされてしまうシーンが今日は多かった印象です。一人ひとりの球際の(強さの)問題でもありますし、もっと選手同士でしゃべりながら危ないスペースを共有したり、5バックだとしても誰かが前に出ていって変化をつけたり、そういう臨機応変さを試合の中で発揮していくことが必要だと改めて感じました。
─残りのリーグ戦10試合に向けて
自分たちは常に挑戦者というか、本当に必死になって、危機感を持って全員がやっていかないといけませんし、今のI神戸には圧倒的な得点力があるわけではありません。全選手が目の前のワンプレーワンプレーだったり、1試合1試合をもっと大事にしながら、上を目指したサッカーをしていきたいと思います。
DF 井手ひなた 選手
―リーグ戦では今シーズン3ゴール目となりました。FKを頭で合わせて決めた決勝点を振り返ってもらえますか
今シーズンは高さがある分、セットプレーはチームの武器になっています。前に決めたときも全部セットプレーから決めているので、今回も決めようという気持ちで入りました。ある程度、チームでやり方が決まっている部分があり、そこにうまく入っていって、土光真代 選手がいいボールを入れてくれたので自分は合わせるだけでした。
―今日の試合では左サイドではなく、海外移籍した守屋都弥選手が務めていた右サイドでの出場になりました
みやびさん(守屋選手)は本当にすごい選手なので、自分がそのポジションを次に務めるとなったときにみやびさん(守屋選手)のようにはなれないと思いますが、与えられたポジションで自分の良さを出せるように意識しています。今日の試合では、ジョルディ(フェロン)監督に求められていることが少しでも出せたのでその点は良かったですし、自分なりにやれていた手応えを感じています。逆サイドのクロスにも入ることも要求されているのでそれができれば得点チャンスも増えると思うので、これからもたくさん得点を狙っていきたいと思います。
―EL埼玉は1月に監督が変わったばかりということもあり、より難しさもあったと思いますが、改めて今日の試合で勝ち切れた要因を教えてください
試合の中で自分たちの時間帯もあるし、相手の時間帯もありますが、相手の時間帯のときにチーム全員、特にディフェンスラインのメンバーでは「無失点でいこう」という話をしていました。リスク管理を徹底できていたと思うので、そこが無失点で勝てた要因だったと思います。
―後半戦初戦を勝利で飾れたことの意義はどう捉えていますか
女王奪還に向けてこの後半戦初戦は大事な一戦だったと思うので、勝てたことはすごく良かったです。これからまたリーグが毎週末ありますが、全員でコンディションを整えつつ、優勝できるように頑張りたいと思います。
DF 太田美月 選手
―デビューおめでとうございます。まずはデビューしての率直な気持ちを教えてください
最初はけっこう緊張していたのですが、試合に入っていく中でだんだんと自分のプレーが出せてきて最後は楽しい気持ちで試合ができました。できるだけ早くデビューしたいと思っていましたし、練習に合流してからは再開初戦から出るつもりでアピールというか準備はしてきたので、チャンスをいただけたことへの動揺などはなかったです。
―無失点での勝利となりました。この試合で得た手応えと課題を教えてください
相手はけっこうロングボールを入れてくるチームでしたので、ヘディングだったり、背後へのボールなど自分の強みや特長を出せた部分はあったと思いますが、自分のところで決定機を何回か作られたりしましたし、試合の入りや時間帯に合わせたプレーなど、まだまだ改善しないといけないところはたくさんあります。今は自分に対しての情報がないからできている部分はあると思いますが、これからプレーの特徴などは研究されると思いますし、対応されていく中でどう戦っていけるのかも大事だと思うので、もっともっと成長していけるように頑張りたいと思います。
―デビュー戦での勝利は大きかったですか
嬉しかったですし、本当にたくさん支えてもらって、助けてもらっての結果だと感じてます。これからも勝利に貢献できるように頑張りたいです。
―これから試合に出たときにファン・サポーターの方に見て欲しいプレーと、今後への意気込みを教えてください
DFなのでチームの勝利のために体を張って守るところは見て欲しいですし、ヘディングとロングキックという強みのところはどんどん伸ばしていきたいので、そこにも注目して欲しいです。試合に出続けるという部分はDFとしては大事だと思うので、どんな相手に対してもタフに、コンスタントに戦える選手になりたいと思います。
_________________________
【次節 試合日程のお知らせ】