2024-25 SOMPO WEリーグ
INAC神戸
○
3
-
1 ●
C大阪
04/27 SUN 14:00
ノエスタ
- 開催日時
- 2025年4月27日(日)14:00キックオフ
- 会場
- ノエビアスタジアム神戸
- 対戦相手
- セレッソ大阪ヤンマーレディース
試合結果
▼ 試合結果の詳細は、WEリーグ公式サイトをチェック! ▼
▼ ハイライト動画・対戦チーム情報もご覧下さい。▼
https://weleague.jp/matches/2025042703/
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【得点者】
⚽12分 田中智子 (C大阪) ⚽
⚽20分 カルロタ スアレス (I神戸) ⚽
⚽32分カルロタ スアレス (I神戸) ⚽
⚽53分 カルロタ スアレス (I神戸) ⚽
ジョルディ フェロン 監督
■試合の総括をお願いします
スタートの時間帯は、少しナーバスになっていて緊張感があったと思います。この数試合、内容面はいいのですが、なかなか勝てていません。そういった心境も影響していたのかもしれません。やっぱり勝たなければいけない立場に立たされていますから、少しナーバスになってしまう。それは仕方のない部分です。
試合を振り返ると、セレッソ大阪ヤンマーレディースはハイプレスでくる。私たちのパスミスを狙ってくると伝えて練習をしてきました。まさしく失点の場面は私たちが外側から内側に通すパスを狙われて奪われてしまい、得点につなげられました。最初の時間帯を過ぎてからは、自分たち本来のプレースタイルを取り戻しました。それで、うちの攻撃の狙いとしてはクロスから攻撃をしていこうと、今週ずっと選手たちに伝えてきました。特にカルロタ スアレス選手は好調ですから、彼女に合わせる攻撃を求めていました。そこから土光真代選手、桑原藍選手からいいクロスが入り、うまく得点に結びつけられました。後半は内容的にもとても良かったと思います。結果的に3-1に終わりましたが、ゴールを決められるチャンスはもっとありました。
今後、得失点差も順位に影響してきますので、できるだけたくさんのゴールを奪いたかったです。それが正直な思いです。ただ、今日勝つことができ、勝点3を奪えたことは良かったと思います。
■カルロタ スアレス選手が好調ということですが、彼女が点を取れている理由をどう見られていますか
彼女は自身の特長をうまく生かせれば、ゴールをたくさん取れる選手です。長身で空中戦に強く、前を向いてのスプリントには力強さがあります。これまで彼女自身、うまくできていないプレーもありました。例えば、パスが入ってきます。いわゆるクサビのプレーですね。うまく落とすことができていませんでした。それでも、練習を積んだことによって良くなってきました。成宮唯選手にうまく落とすシーンも増えています。ただ、彼女の一番の強さはやはり空中戦です。その強さを発揮できていることが好調につながっています。カルロタ選手自身が特長を出そうと努力してくれています。加えて周囲の選手もカルロタ選手の使い方をよく学んでくれています。競りやすいクロスを上げたり、スペースにパスを出して、彼女の飛び出しを促したり。彼女をうまく使うことができています。今日3ゴールを挙げたことで、得点ランキングの1位に立ったことを私自身もうれしく思っています。
■船田選手を起用した理由について
今週の練習を見ていても、船田麻友選手は好調でした。まずそれが一つ目の理由です。二つ目の理由は、昨日の練習中に大熊茜選手が少し不調を訴えました。ここでリスクを冒すよりも、少し大事を取って休ませることにしました。
■前半の途中に、ディフェンスラインの土光真代選手と太田美月選手のポジションを入れ替えたと思いますが、そのタイミングを含めて、意図を教えてください
現在のチームには左利きのサイドバックがいません。そこをチームとしてどう補っていくのかは課題ですが、チームでうまく対応しているところです。太田選手は最初、(センターバックの)右で使って、土光選手を左サイドでプレーしていましたが、太田選手のビルドアップのところで、うまく起点になれていませんでした。それで、太田選手と土光選手のポジションを入れ替えました。土光選手は右利きの選手で、攻撃の起点としてもそうですし、攻撃力に優れています。チームとしては、その時間帯に攻撃的に戦いたいと考えたので、ポジションチェンジの判断に至りました。
FW カルロタ スアレス 選手
■WEリーグで初めてハットトリックを達成しました。今の率直な気持ちを教えてください
ありがとうございます。スーパーうれしいです(笑)。3点取れたことはうれしいですが、やっぱりチームとして勝点3を取れたことが大きいですね。
■ご自身の持ち味であるヘディングで2ゴールを挙げました。ポジショニングやヘディングの技術的な面で、意識した部分はありますか
何よりもクロスの質がとても良かったです。ですので、今日のゴールに関してはポジショニングはあまり重要ではありませんでした。ボールが良かったので合わせるだけでした。ただ、2点目のヘディングに関しては、相手のGKが来ているのが見えていたので、下にたたきつけるヘディングをして、ボールをワンバウンドさせようと思いました。その狙いどおりのシュートを打つことができました。
■3点目のゴールは冷静に相手GKの股下を狙いました
最初はファーポストを狙う考えもありましたが、そこに打つのは難しかったです。それで、股が開くと思ったので、そこを狙いました。本当はGKに当たらずキレイに決まってくれたら良かったのですが、GKに当たりコロコロと転がってゴールに入ってくれました。ボールが転がっているときは「んん~」という気持ちでしたが(笑)、入ってくれて良かったです。
■ゴール数を「12」に伸ばして得点ランキング首位に立ちました
1位になることを意識していたので、うれしいです。今日は4点目も狙っていましたが、力を出し切ってしまい、最後のほうは疲れも出てしまいました。
■ラスト3試合に向けて、チームとして、個人として、意気込みや目標を教えてください
まだ優勝の可能性が残されているので、最後まで信じてしっかり戦っていきたいと思います。残り3試合の中で次の日テレ・東京ヴェルディベレーザ戦が一番重要な試合になると思っています。それに、ホームゲームもまだ1試合残っています。今日もそうですが、ファン・サポーターの皆さんの声援が私たちの力になっています。また次のホームゲームでもたくさんの人にスタジアムに足を運んでもらって、応援していただきたいと思っています。
GK 船田麻友 選手
■リーグ戦では4試合ぶりの出場になりました。チームとしてはリバウンドメンタリティが試される一戦でもありましたが、どういう意気込みを持って臨みましたか
まず勝利ということを絶対条件に試合に臨みました。今日の試合は本当に勝利に向かって進まないといけない一戦だったので、まずは内容うんぬんよりも結果がすべてという精神で戦いました。
■前半12分に先制点を許す苦しい立ち上がりになりました
本当に反省しています。失点のところはもう少し、自分も連係を取って伝えることができたら自分が防げるようなコースに誘導できたかもしれないので、要練習ですね。
■ただ、そこから20分のカルロタ スアレス選手の同点弾を機に逆転勝利まで持っていきました。チームの成長、頼もしさを感じられましたか
みんな頼もしいです。自分も前半は結構ミスも多く、チームに迷惑をかけてしまう部分があったのですが、失点以降はこれ以上失点しないようにみんなと連係を取ってしっかり守って、みんなも決めるところは決めて勝ってくれました。私のキックを桑原(藍)選手が受け止めてくれて、そこからカルロタが得点(3点目)を取ってくれましたし、すごく仲間に助けられた一戦でした。自分も最年長の選手として、みんなが安心して攻撃できたり、フィールドでプレーできるような存在になれるようにしっかりと心がけてプレーしていきたいと思います。
■残り3試合への意気込みをお願いします
本当にどの試合も大事になるので、先のことを考えずに一戦一戦、目の前の相手に負けない、勝つ気持ちで全員で戦っていけば大丈夫だと思います。
MF 山本摩也 選手
■前半はあまり入りが良くなく、追いかける展開になりましたが、試合前に鍵と言われていた攻撃陣が爆発しての勝利になりました
今日は入りが良くなくて結果的に早い時間帯に1点を取られて少しバタバタした部分はありましたが、カルロタ選手が1点を返して少し落ち着いたので、そこで引き締め直しました。勝点3を取ることは絶対だったのですが、まだ優勝の可能性があるとしたら得失点差も絡んでくると思うので、できるだけ多く点を取ろうとミーティングで言っていたことが選手自身の頭にあり、試合を通して最後まで攻めることを意識しながら戦いました。もっと取れたとも思いますが、複数得点を挙げて勝てたのは良かったと思います。
■早い時間帯に追いついたことは大きかったですか
そうですね。本当に失点した時間帯も失点した形もすごく悪くて、事前に警戒していた形で先制点を取られた分、チームとしてもナーバスというか、少し悪い雰囲気になったので。あのままずるずる点を取らずに0-1で進んでいたらまた違うゲーム展開になっただろうし、おそらくセレッソさんももっと勢いを持ってきたと思うので、あそこでカルロタ選手がゴールを取ってくれたことはものすごく大きかったと思います。
■得点に関しては山本選手自身も惜しいシーンが何度かありました
絶対に入ったと思ったのですが(苦笑)。入らなかったですけど、個人でも足を振っていこうと思っていて、そういう意識一つでチャンスを作れるという手応えは自分の中でありました。引き続きそこにトライし続けて得点を取れるように頑張ります。
■次は日テレ・東京ヴェルディベレーザとの大一番になります
今日の試合では次のベレーザ戦のことは考えずに1試合1試合勝とうとみんなで言って臨んだので、次のベレーザ戦は本当に大一番ですが、今日のセレッソ戦と同じようにみんなで勝ちにいくぞというのを全面に押し出して戦えればいいと思っています。やることは変えず、あまり意識しすぎず、アウェイでベレーザに勝てるようにしっかり準備して臨みたいと思います。
FW 桑原藍 選手
■前半32分、素晴らしいクロスからカルロタ スアレス選手のゴールをアシストしたシーンを振り返ってください
愛川陽菜選手がいいところで受けてくれて、練習でも愛川選手がターンしたら、絶対、背後へのパスや斜めのパスが来ると信じて走っているので、練習どおりのプレーでした。クロスに関してはカルロタ スアレス選手はやはり高さがあるので、速いクロスよりも、少しふんわりさせた競りやすいクロスを上げることを意識していて、それがうまくいって良かったです。
■今日の試合に限らず、最近は調子がいいように見えますが、シーズンの終盤にコンディションを上げているのは意識的に取り組んだ結果ですか
リーグカップの決勝でケガをしてしまい、そこから年が明けて皇后杯の試合までの期間は自分の体がすごく重かったです。そこからもあまり調子が上がらず、フィジカルトレーナーやトレーナーの方に相談して、練習後に走りのメニューをしたり、自主的に瞬発系の筋トレをやるようにして、少しずつ体のキレが戻ってきました。その効果で最近になって動けるようになってきましたが、試合に出られるチャンスはまだ多くないので、チャンスが来たときにはしっかりモノにできるように、そういう気持ちでやっています。
■次節は大一番の日テレ・東京ヴェルディベレーザ戦です
ベレーザさんは個々の能力が本当に高いですし、ボールを回されたらなかなか奪えません。ですので、守備も大事になりますし、攻撃面では複数得点をしないと首位に立つこともできません。いつも以上に頭を使って(ボールの)取りどころをはっきりさせて、決め切るところでしっかり決めて、というところは、みんなの意志統一をしっかりして臨みたいと思います。
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【次節 試合日程のお知らせ】