MATCH 試合

2025/26 SOMPO WEリーグ

INAC神戸 ○ 2 - 0 ● 東京NB

08/10 SUN 18:00

神戸ユ

開催日時
2025年8月10日(日)18:00キックオフ
会場
神戸総合運動公園 ユニバー記念競技場
対戦相手
日テレ・東京ヴェルディベレーザ

試合結果

▼試合結果の詳細は、WEリーグ公式サイトをチェック! 
https://weleague.jp/matches/2025081013/

▼公式X(@inac_kobe2001)で試合中に随時更新しているデータをまとめて掲載




【得点者】
⚽63分 成宮唯 (I神戸) 

⚽88分 吉田莉胡 (I神戸) 







 監督コメント           

宮本ともみ 監督

◾︎試合の総括をお願いします
試合の入りはすごく硬くて、いつも通りのプレーからはほど遠かったのですが、途中からしっかり修正できたことと、ハーフタイムで「こういうところを狙っていこう」など、共有ができました。後半はそれをしっかり実行し、得点に結びつけてくれて本当に選手たちに感謝したいと思います。

◾︎開幕戦で日テレ・東京ヴェルディベレーザに勝利しました。その意味をどう捉えていますか?
INAC神戸はWEリーグが始まってからベレーザに負けたことなかったので、私自身、選手からかなりプレッシャーをかけられていました(苦笑)。チームを立ち上げてきた中で、最高の相手とできる、注目されるカードだったので、そこで自分たちがこれまでやってきたことを見せるには最高の舞台だということは試合前にも話をしました。みんながしっかり表現してくれて、初戦に勝てたことはチームにとってもかなり大きいと思います。

◾︎ゴールを決めた成宮唯選手、吉田莉胡選手について
見ていただいた方は感じてくださっていると思いますけど、前線でしっかりボールに対してプレッシャーをかけるところと、あとはゴールへの推進力というところで、攻守両面でチームに貢献してくれたと思います。

◾︎前半良くなかった点から修正した点はどんなところでしょうか? また、サイドから2点が生まれましたが、そこは意識された部分でしょうか?
私たちが思っていたよりも東京NBが前に人を当ててきたところがあり、少し受けてしまったところがありました。ただ、相手の後ろは3枚でしたが、その選手同士の間隔が狭い感じになっていてサイドに大きなスペースがありました。前半でも何回かそこを突けて攻撃できていた部分があったので、ハーフタイムにもう1回良いシーンを映像で見せながら、どんどん自信を持って突いていこうと話しました。そういったところで選手たちが迷いなくどんどん出ていってくれました。あとは、ボールホルダーがそういうところを見続けることができて、サイド攻撃の回数を増やせました。

◾︎成宮選手の得点シーンで決まった瞬間、成宮選手のほうに駆け寄られました、あの時の気持ちを聞かせてください
全然走っていこうとは思っていなかったですし、勝手に体が動いたという感じです。唯(成宮選手)からは「横にいてびっくりした」と言われました(笑)。

◾︎その先制シーンの場面では、観客席に向かってガッツポーズをされました。その時の気持ちや、声援を聞いた感想をお願いします
今日は雨の中で約2,400名にお越しいただきました。雨でもう少し少ないかなと思っていたのですが…たくさんの方に来ていただき、ゴールの喜びを一緒に分かち合いたいという思いと、あとは点を取っても、さらにもう1点取りにいくことはチームでも常に共有してることなので、そこの後押しとして皆さんに力を与えてもらいたいと思ってやりました。

◾︎クラブチームの監督を初めてされて、初陣で結果を出して、テクニカルエリアからの眺めだったり、この90分間はどうでしたか?
とても疲れました。試合が終わって、ものすごく嬉しかったのですが、「持つかな?」とも思っていました(苦笑)。試合の流れは本当にコロコロ変わるというか、ベンチから見ていて、最初の立ち上がりはふわっと入ってしまった印象でもう少し勢いを持って入りたかったのですが、思ったよりも選手たちが硬くなっていました。そういう状態から盛り返せるみんなのパワーとか、そういうのはすごく面白さでもあるし、それは多分、代表のコーチの時とは全く違います。自分が交代選手や交代のタイミング決めたり、そういう自分の決断で全部が決まる怖さと、勝てた時の喜びというのは想像以上でした。


 選手コメント           

GK 大熊茜 選手

◾︎大事な開幕戦でクリーンシートでの勝利。今の思いを聞かせてください。
最高です!ゼロで抑えられたことはいいことですし、本当にみんなで勝ち取った勝点3だと思います。

■今日はスーパーセーブ連発でした。自身としての感覚はどうでしたか?
試合が始まってすぐにシュートをセーブしましたが、自分たちの集中力が立ち上がりはあまり良くありませんでした。そうした中でも勝ちにもっていけたのは次にもつながっていくと思いますし、絶対にゼロで抑えるという強い気持ちで臨んだので、勝てて良かったです。

■好セーブがいくつかありましたけど、特に後半の山本柚月選手の強いシュートをキャッチしたシーンが印象深いです。あの場面を振り返ると?
咄嗟に体が動きました。手を出したところにうまくシュートがハマったというか、あれをキャッチできたのは、本当に良かったなと思います。

■守備だけでなく、先制点の起点にもなりました。愛川選手に通したロングキック、素晴らしかったです
狙いどおりです。史織さん(三宅選手)が「ここが空いてるよ」と、自分がボールを持っている時に言ってくれるので、そういう声にも本当にも助けられています。

■姉の環選手と一緒にピッチに立った喜びはいかがですか?
2シーズンぶりに同じチームで一緒にピッチに立って戦えたことは、本当に親に感謝というか、一つの恩返しになったと思います。一緒に試合に出続けられるように2人で高め合いながら頑張っていきたいと思います。

■昨シーズン悔しい思いをした分も含めて、今シーズンに懸ける意気込みをお願いします
チームの目標として三冠を目指してる中で、個人としては最少失点に抑えることを目標にして、これからも頑張っていきたいと思います。


DF 三宅史織 選手

◾︎大事なゲームを勝ち切りました。率直な今の気持ちを教えてください。
率直に嬉しい気持ちはあります。昨シーズンあと一歩、というところのチームが東京NBでしたし、開幕戦ということで本当に勝ちたい気持ちが強かったので、勝つことができてよかったと思います。

◾︎宮本監督の初陣という意味でも大事なゲームでしたが、今日の勝利が今後にどういう意味をもたらすと思いますか?
正直、リーグ戦の1試合なので、例えば他の試合で負けて東京NBが勝ったらとんとんになってしまいます。そういうところの面白さがリーグ戦だと思うので、これで勝ったからといって別に何も決まらないので。やることをしっかりやっていかないといけないなと思います。

◾︎無失点で終えたとはいえ、相手にも結構チャンスを作られました。見えてきた守備の課題はありますか?
課題としては、前半でもう少しディフェンスラインを上げたい、もう少し前から(奪いに)いきたいところだったり、1対1の場面も作られてしまったので、そういうとこの修正はもちろんありますけど。でも、こういうハイレベルの戦いになると、隙も生まれてくる。そういう隙を突けていたし、前半自分たちも決めるチャンスがあったので、そこをしっかり決めきることを追求していきたいなと思います。

◾︎今シーズンの副キャプテンが愛川陽菜選手に決まりました。愛川選手とは役割分担などについて話したのですか?
まだ2人ではあまり話ができていないのですが、いい意味ですごく責任を負う感じではないし、かといって責任を負っていないわけではないので、本当に適任だと思います。一緒に頑張っていきたいと思っていますし、やっぱり陽菜(愛川選手)はプレーで見せれる選手だと思うので、プレーでどんどん引っ張っていってもらいたいです。それ以外にも若手の代表として、どんどん引っ張ってもらって、上の年代と繋いでほしい思いもあります。


DF 井手ひなた 選手

◾︎お誕生日おめでとうございます!誕生日当日の試合を勝利で飾ることができました。試合後、皆さんにお祝いしてもらえましたか?
はい、しっかり祝ってもらえました(笑)みんなのおかげでいい誕生日を迎えられたので、本当に感謝しています。

■改めて試合を振り返っての感想も教えてください。
最初、押し込まれる場面が多い中で、攻撃陣もDF陣も全員でしっかり守り切ることができたので、後半の得点につなげることができたのかなと思います。前半のうちに自分が裏に抜け出して得点できるシーンもありましたが、そういうチャンスで決め切れなかったことで点が入るまでは厳しい戦いになりました。そこは修正して、次の試合では前半からしっかり得点を取って、自分たちのサッカーを安定させたいと思います。

■次戦に向けての意気込みもお願いします。
昨シーズンの優勝チーム相手に勝利でスタートできたことはすごく良かったと思います。次は広島で厳しい戦いが待っていると思いますが、今回のように守備は無失点で抑えて、攻撃は今日以上に点を取れるようにやっていきたいと思います。


MF 吉田莉胡 選手

◾︎加入後初ゴールを決めて勝利した今の気持ちを教えてください
少しほっとしたところはありますが、前半から周りの選手にたくさんチャンスを作ってもらった中で、自分が決めきれないところが多かったので、絶対に決めてやろうという気持ちがあのゴールを生んだのかなと思います。

■雨の中での開幕戦に勝利したことをどう受け止めていますか?
前半から宮本監督がずっと求めてきている攻撃的にアグレッシブなサッカーをチーム全体で出せていたと思うので、それによって相手よりも上回ることができました。今日は雨で蒸し暑い状況での試合でしたが、最後まで走り勝てたという印象です。

■改めてゴールシーンを振り返ってください
真生(久保田選手)のところにボールが出た時に何人かが中に入っていって、ゴロさん(道上選手)がうまくニアで相手を引っ張ってくれたので、後ろに走ってけばボールが来る感じがしました。あそこまで走って中に入っていけたのが良かったと思います。

■開幕に向けてはある程度手応えがあって今日を迎えたのか、少し不安もありつつの今日だったのか、いかがですか?
最後の開幕前のトレーニングマッチあたりから、コンディション的にも上がってきていました。ですので、不安はあまりなく、今日の開幕戦は自信を持って迎えられたと思います。

■優勝を目指すクラブに入り、ここから勝点3を積み重ねていく戦いの22分の1が終わりました。今後へ向けて。
やっぱり三冠を目指す上では一つも落とせないチームだと思うので、その中で戦う一人の選手としてしっかり自覚を持って、責任感のあるプレーを毎試合できるように積み上げていきたいと思います。


MF 成宮唯 選手

■開幕戦を白星で飾りました。今の気持ちを教えてください
勝てたことは素直に嬉しいですし、ホッとしています。

■63分に先制点を決めました。あの時の思いを聞かせてください。
前半から本当にアグレッシブにいけてチャンスをたくさん作れていましたし、相手にもチャンスがあったので、どっちが先に仕留めるかでこの試合の結果が左右されると思ったので、先手を取れて良かったなと思います。(ゴールシーンについては)吹かさないように、しっかり枠に入れようという思いで蹴りました。いいコースにいったなと思います。

■WEリーグ開幕戦でのゴールは初めてだと思いますが、いかがですか?
はい。得点を取って乗っていける選手だと思うので、いいスタートが切れたのではないかなと思います。

■今日はあいにくの雨でしたが、2453人の方が来られました
今日はノエビアスタジアム神戸ではなくて、神戸総合運動公園ユニバー記念競技場で、交通を考えると少し来づらい場所ではあったと思いますが、たくさんの方に来ていただき、大きな後押しがあったので、しんどい時間も乗り越えられたと思います。

■今後に向けての意気込みを教えてください
昨季のチャンピオンチームとの開幕戦でみんなモチベーション高く入ったので今日みたいな戦いができたと思いますが、優勝するためにはこれを続けることが大事だと思うので、一喜一憂せずに続けていきたいです。


MF 大熊環 選手

■I神戸デビューが開幕戦で昨シーズンの女王との対戦になりました。どういう意気込みを持って試合に臨みましたか?
移籍して初めての試合で、その一発目が昨シーズンの優勝チームということで、絶対に負けたくない、勝ちたいという気持ちを持って、目の前の相手に負けないことを意識して入りました。

■プレー面では特にどういうところを意識していましたか?
球際の部分や、ワンアンカーなので守備のバランスを見ることを意識して、声を掛け合いながらやりました。アンカーの両脇の部分は、前半はうまくセンターバックが前に出てきてくれたり、スライドで対応できていましたが、後半になってセンターバックが出てこれなくなった時に、一つ前の成宮選手や山本(摩也)選手を下げたり、そういう部分を見極めながら、もう少し声を掛け合いながらできれば良かったなと思います。

■この試合では姉妹でピッチに立ちました。その感想も教えてください。
すごく嬉しかったです! また一緒にサッカーができて、勝って喜べて最高です。妹は自分がそばにいない間にすごくすごく逞しくなっていたから、自分も妹に負けないくらいもっと成長していきたいです。大熊姉妹の活躍を楽しみにしていてください!

■今後どういうプレーでチームの勝利に貢献していきたいですか?
自分の持ち味は守備の部分で潰すところだったり、カバーするところだと思っているので、そこを出しつつ、攻撃でボールを持った時に前にパスを刺せられるようになりたいと思っているので、攻守においてハードワークできるように、もっと練習から取り組んでいきたいです。


FW 愛川陽菜 選手

◾︎大事な開幕戦に勝利した今の気持ちを教えてください
チームの始動日から積み重ねてきたものをしっかり出せて、結果を残せたことがすごく嬉しいです。

■昨シーズンは主に右サイドで出場していましたが、今日は左サイドで先発しました
チームが始動して最初の頃は右でプレーしていましたが、最近になって左でもプレーするようになりました。いろいろな景色を見ながらプレーできています。今日は対峙する相手が土光(真代)選手だったので、大野(忍)コーチからもアドバイスをもらって、早めに仕掛けることを意識しました。縦にいったり、中にカットインしたり、両方できるポジションなので使い分けは意識しました。

■左サイドバックの水野蕗奈の攻撃参加を促す場面もありました
やっぱりふきさん(水野蕗奈選手)が前線に上がってくることで相手に脅威を与えられます。ふきさんの特長を生かしながら自分も攻撃できればと思っていました。

■成宮選手の先制点をアシストしました。狙いどおりのプレーでしたか?
練習でもやっていた形で、それを出せたと思います。練習から唯さん(成宮選手)があそこに入ってくる形は何度も繰り返していたのでイメージどおりでした。

■今シーズン、副キャプテンに就任しました。意気込みをお願いします。
宮本監督から言われて「やります」と言いました。チームに若手が多くなっている中で若手も巻き込みながら、いいチームになっていけるように自分なりにできることをやっていきたいと思います。

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