2025/26 SOMPO WEリーグ
INAC神戸
○
2
-
1 ●
EL埼玉
08/23 SAT 18:00
ノエスタ
- 開催日時
- 2025年8月23日(土)18:00キックオフ
- 会場
- ノエビアスタジアム神戸
- 対戦相手
- ちふれASエルフェン埼玉
試合結果
▼試合結果の詳細は、WEリーグ公式サイトをチェック!
https://weleague.jp/matches/2025082325/
▼公式X(@inac_kobe2001)で試合中に随時更新しているデータをまとめて掲載
【得点者】
⚽14分 愛川陽菜 (I神戸)
⚽87分 桑原藍 (I神戸)
監督コメント
宮本ともみ 監督
◾︎試合の総括をお願いします
自分たちがボールを動かし、その動かし方や狙いというところは、相手を見ながら想定していたような試合運びができていたと思います。ゴール前まで相手を押し込むこともできていました。ただ、最後の質や、もう少しの勇気が足りませんでした。そこが今後へ向けての課題で、もっともっと高めていきたいと思っています。とはいえ、相手がしっかり守備をしてきた中で、全員でそこを破ることができました。本当に大きな勝利になったと思います。
(以下、質疑応答)
◾︎決勝ゴールを挙げた桑原藍選手について、ここ2試合は途中出場です。その理由と交代出場させた狙いを教えてください。
1週間を通してコンディションのいい選手、そして相手と戦う上で一番いいメンバーをスタメンとして選んでいます。そういった理由で今日のスタメンのメンバーになりました。彼女は左利きで、右サイドでボールを持った時にいろいろな選択肢を持つことができます。相手からしたら対応が難しくなってくると思いますし、加えて、セットプレーでもキッカーとしていい武器を持っているので、そういった部分を期待して投入しました。
◾︎その交代策が当たりましたね。
前半から私たちがかなりボールを動かせていたので、相手が疲れているというのを感じていました。後半に入ってもそういった様子が見て取れていたので、さらにパワーを注入できるような選手を選びました。桑原選手だけではなく、最後のフィニッシュにかかわっていけるような選手を投入し、それが結果に結びついて、選手に助けられました。
◾︎後半開始から久保田真生選手を1トップにポジション変更された狙いと、今日、WEリーグデビューを飾った金月夏萌選手の評価を教えてください。
前半から1トップの吉田莉胡選手のところであまりボールが収まらなかったので、収めるというより、前向きでプレーできるようにしたほうが相手にとっては嫌だろうと考えていました。背後へのランニングも前半は少し物足りなかったので、そういった意味で前向きにプレーできるようにという部分と、加えて、久保田選手は中央でしっかり受けることができる選手ですし、相手の懐に入っていくドリブルやスピードもあるので、(ポジションを)変えたほうが相手にとっては嫌だろうと前半の途中から感じていました。前半途中から変えようかと思いましたが、しっかり指示も伝えたいと考えたので、ハーフタイムまで待ったという感じです。金月選手はまだ若いですが、トレーニング中もベテラン選手に対して物怖じすることなく、素晴らしいプレーを見せていました。そういった点から今日、迷いなく送り出すことができました。欲を言えばもう少しプレーさせてあげたかったのですが、短い時間でも落ち着いてプレーをしてくれたと思います。難しい試合展開でしたが、しっかり試合に入ることができていたと思いますし、攻撃にも関わって惜しいシーンもあったので、すごく評価しています。
◾︎ホームゲーム2戦目、監督として初めてノエビアスタジアム神戸での試合になりました。ノエビアスタジアム神戸の雰囲気や印象はいかがでしたか。
選手時代も(ノエスタで)プレーしたことがありますが、サッカー専用スタジアムなのでお客さんの声がすごく近くで聞こえます。そういった後押しを受けて、ホームで勝利をお見せすることができたので、正直ホッとしています。ここでまた勝ちを重ねられるようにしていきたいですし、やっぱり地元の方々が「また次も見に来たいな」と思っていただけるような試合を、選手とスタッフでやっていくことが大事だと思います。そういった意味でも、今日は粘り強く勝つことができ、本当に嬉しく思っています。
選手コメント
DF 金月夏萌 選手
◾︎WEリーグデビューおめでとうございます。75分からの出場になりましたが、呼ばれた時の心境を教えてください。
1対1の状態だったので、自分がチームに迷惑をかけないように、そして勝利に関われるように全力を出そうと思って入りました。自分の中では勝ち越している状態の時に出ると思っていたので、少し緊張しました。
◾︎本来のポジションのセンターバックではなく、左サイドバックでの出場になりました。どういうことを心掛けましたか?
アカデミーでやっている時は、3バックでロングボールのシーンや自分が追い越して攻撃に参加するシーンが多かったので、今日はあまりサイドバックと思い過ぎずにどんどん前に関わっていこうと思っていました。
◾︎今後へ向けた意気込みも教えてください。
昨シーズンはベンチに入っていても試合に絡めなかったので、今シーズンは1試合でも多く試合に関われるように、もっと練習から自分を出していこうという気持ちでいます。もっと試合に出て、勝てる試合を増やしたいですし、得点にも絡めるように頑張りたいと思います。オーバーラップしてアシストしたいです。
MF 愛川陽菜 選手
■試合の入りは少しEL埼玉のペースでした。その時間帯はどういうことを考えていましたか?
確かに、試合の入りは良くなかったです。もちろん、いい入りをするのが一番ですが、そういう時間帯もある中で耐えることを意識しながらプレーしました。
◾︎流れが悪い中、14分に先制点を挙げました。ゴールシーンを振り返ってください。
ひなたからスルーパスが来て、そのパスがすごく良かった。そのパスのおかげで勝負あり、という感じでした。
◾︎2003年生まれ同期入団のホットラインが“開通”しましたね。
ようやくですね。嬉しいです。ずっと「ひなたからのアシストで点を取りたいね」と話していたので、やっとそれを達成することができて嬉しいです。
◾︎得点シーン以外にも成宮唯選手や吉田莉胡選手とのコンビネーションで崩す場面もありましたが、試合を通しての攻撃の手応えはいかがですか?
練習から常に意識づけされてるので、コンビネーションが試合で出たのはとてもいいことだと思います。ただ、目的はゴールを奪うことなので、パス交換をしながらもどんどんと足を振っていかないといけないなと思っています。
MF 吉田莉胡 選手
◾︎キャリア初の古巣戦は、どういう気持ちになりましたか?
特別なゲームになるということは自分の中で感じていて、準備してきた1週間だったのですが、硬さが出てしまって、あまり思うようなプレーができずに悔しいゲームになりました。
◾︎ポジションを右サイドに移した後半は攻撃の起点としてプレーしていました。
右サイドになってからは、中への斜めのランニングからチャンスを作ったり、自分が起点になってクロスを上げるとか、もっともっと出したかったのですが、なかなか思うようにボールを受けられなかったです。簡単なミスもありましたし、もうちょっとできたかな……という思いです。
◾︎EL埼玉の選手やスタッフと試合後に何か話しましたか?
試合後にEL埼玉のお世話になった強化部のスタッフの方に会い、「もっと頑張れ」と言われました。今日は悔しいゲームになりましたが、勝てたことに関しては良かったなと思います。次にEL埼玉と当たるまでにもっと成長して、もう一回り大きくなった自分を見せられるように、また頑張っていきたいと思います。
FW 桑原藍 選手
◾︎今日は75分からの出場になりました。どのように試合を観ていましたか?
拮抗した試合というよりは、I神戸が主導権を持ってしっかりボールを回せていましたし、チャンスメイクも多かった試合だったので、前線の選手がもっとチャレンジしないといけないなと思いながら見ていました。
◾︎その中でどういうプレーをしたいと思って試合に入りましたか?
開幕戦はスタメンで出させてもらいましたが、次のサンフレッチェ広島レジーナ戦、今回の試合もスタートから出られていなくて、自分の不甲斐ないプレーだったり悔しさがずっとあったので、チャンスをもらった中で後悔しないように、全力で自分のことをアピールしようと思って入りました。結果として、決勝点を決めることができて良かったと思います。
◾︎右足で決めた87分の決勝点のシーンを振り返ってください
一つ前のシーンでも同じようなシチュエーションがありましたが、利き足が左なのでその時は切り返してしまってチャンスを無駄にしたので、次に来た瞬間、絶対に打とうと思って、同じことをしないようにと思って打ちました。同じミスをしたらチームの士気も下がってしまうので、あそこで迷わずに打って、しっかり決め切れてホッとしました。
◾︎3節目で今シーズン初ゴールを決められたことで、今後より乗っていけそうですか?
そうですね。昨シーズンは1点がどうしても遠かったので、(シーズン)最初のほうで今季初ゴールを決められて良かったですし、前節にはアシストもできたのでこれに慢心することなくやっていきたいです。
◾︎今後へ向けた意気込みもお願いします。
スタメンに食い込んでいけるように、日頃の練習から誰よりもアピールしながら、チームとしても一つひとつの試合にこだわってしっかり勝っていきたいです。