2025/26 SOMPO WEリーグ
INAC神戸
○
5
-
0 ●
N相模原
11/02 SUN 14:00
ノエスタ
- 開催日時
- 2025年11月2日(日)14:00キックオフ
- 会場
- ノエビアスタジアム神戸
- 対戦相手
- ノジマステラ神奈川相模原
試合結果
▼試合結果の詳細は、WEリーグ公式サイトをチェック!
https://weleague.jp/matches/2025110222/
▼公式X(@inac_kobe2001)で試合中に随時更新しているデータをまとめて掲載




【得点者】
⚽10分 愛川陽菜 (I神戸) 
⚽32分 吉田莉胡(I神戸)
⚽59分 愛川陽菜 (I神戸) 
⚽62分 愛川陽菜 (I神戸) 
⚽65分 髙瀬愛実 (I神戸)

監督コメント
宮本ともみ 監督
■試合の総括をお願いします。
まずはリーグ戦の折り返しとなる試合で5点を取ってしっかり勝つことができて率直に嬉しいです。先週はサンフレッチェ広島レジーナに負けてしまいましたが、選手たちは気持ちを切り替えて、この試合に向けてやってきたことを結果に繋げてくれました。選手たちに感謝したいと思います。試合の立ち上がりは、相手がどのような立ち位置でくるのか、メンバーを含めて分からないことが多かったのですが、序盤から相手のどこにスペースがあるのか確認しつつ、しっかりボールを保持して前進することができていたと思います。そうした中、(愛川)陽菜は最近、得点という形で結果を残すことができていませんでしたが、早い時間帯で思い切って足を振って先制点を取ってくれました。彼女自身もそのゴールで乗れたと思いますし、チームに勢いを与えてくれるような素晴らしいシュートでした。取るべき選手が得点し、勝つことができて本当に嬉しいです。
(以下、質疑応答)
■髙瀬愛実選手がリーグ戦では1年ぶりのゴールを挙げました。試合前に300試合出場達成のセレモニーもありましたが、改めて髙瀬選手を起用する意図や、今日の働きについてコメントをお願いします。
彼女に求めることは、やっぱり得点の部分です。高い位置で起点を作ること、ゴールを奪える位置にしっかり入っていくこと、関わっていくことは毎試合要求して起用しています。その中でこれまでもチャンスがありながら、なかなか決めることができず、彼女自身ももどかしさを感じていたと思います。それでもブレることなく、努力を続けてくれた結果が、今日の彼女らしい魂のこもった得点に繋がりました。チーム全員に熱いものを感じさせるような素晴らしいゴールでした。試合前にセレモニーがあり、気持ちが高ぶるような中でも、あの姿を見せられるのは本当に素晴らしいですし、彼女自身の努力の賜物だと思います。
■セレモニーの時、宮本監督ご自身も目頭を熱くされていました。
目頭を熱くするというか、もう号泣していました(笑)。セレモニーで大野忍コーチが花束を渡すことは事前に知っていたのですが、「盟友でもある大野コーチから」という言葉を聞いて感動しました。大野コーチが入ってくるのを髙瀬選手が見た時に表情が明るくなったというか、すごく喜んでいる姿を見て、2人がこれまでに選手同士としてやってきたことや、一緒に苦労を乗り越えてきたこと、INAC神戸だけではなく、なでしこジャパンでも切磋琢磨してきたこと、そういったものの延長線上に今日のセレモニーがあり、2人がすごく喜んでいる姿を見て、すごく感動しました。
■今シーズン、大量得点を取る試合が多くなっています。リードを守るのではなく、攻撃的に戦い続けるため、普段の練習から選手たちにどういった指導されているのか、教えてください。
やりたいサッカーはたくさん点を取るサッカーだということは、このチームが始動する日にみんなに話をしましたし、トレーニングでも点を取るためのメニューをしていると思っています。それはボールを持っていない時でもそうです。守備の場面でも、それはゴールを奪うための守備だよ、という話をしていて、それで前からプレッシングにも行っていますし、ボールの動かし方も、すべては得点を取るため、ということは常日頃から選手たちに意識してもらっています。前線の選手には得点が取れるポジションに必ず入っていく、何回も何回も入っていくことを要求しています。後ろの選手にもボールを持っている時、相手の陣地に押し込んでる時にボールを失ったとしても、早くマイボールにして攻撃に行くんだということを共通の理解の中でやってくれていると思います。あと、今日は大量得点を取れましたけど、後ろの選手たちのビルドアップや、失点ゼロで抑えられたことも評価したいです。前線の選手だけではなく、全員の活躍で取った5得点だと思いますし、こういった試合をクリーンシートで終えられたことは今のチームの良さの一つだと思います。
■次節、アウェイで三菱重工浦和レッズレディースと対戦します。前回対戦はホームで1-1の引き分けに終わりましたが、首位争いの大一番への意気込みをお願いします。
相手には素晴らしい選手が揃っていて、しっかり抑えなければいけませんが、自分たちがやるべきことにフォーカスして臨みたいです。自分たちはまだまだ成長段階です。今日の試合が完成形ではありません。今日の試合を振り返りつつ、前回、浦和に勝ちきれなかったことも踏まえながら目の前の相手に向けて自分たちのやるべきことに集中して、しっかり準備していきたいと思います。
選手コメント
DF 小峠明日香 選手
■今シーズン初出場とノエビアスタジアム神戸デビューおめでとうございます。宮本監督からはどんな言葉をかけられて送り出されましたか?
ありがとうございます。めっちゃ緊張しました(苦笑)。宮本監督からは「点差も開いているし、練習でやっているプレーをすればいい」というようなことを言われたと思いますが、緊張していたのではっきりとは覚えていません(苦笑)。
■センターバックで試合に入ったと思いますが、途中から右サイドバックにポジションを変えました。
普段の練習からセンターバック、サイドバック、アンカーと、どのポジションでもできるように意識して取り組んでいます。ですので、どこで出場することになっても役割をはっきりさせてプレーできるようにと思っています。今週の練習ではセンターバックとして、いい感じにプレーできていました。今日、ピッチに入った時はとにかく相手に隙を見せないようにと考えていました。途中から右サイドバックになり、自分はオーバーラップが得意なので、なるべく前に関わって、あわよくばゴールにも関わりたいと思い、前に上がったりしていました。
■攻撃で目に見える結果は残せませんでしたが、クリーンシートに貢献しました。
何とか無失点で終えることができて良かったです。ただ、自分としては納得のいくプレーができなかったので、悔しさの残るノエスタデビューになりました。
■とはいえ、ケガを乗り越えての大きな一歩になったと思います。今シーズン、どういう思いで練習に向き合ってきましたか?
チームとしての復帰目標から遅れてしまい、シーズンが始まった時もまだリハビリ中でした。自分の中で悔しさや情けなさ、「何でこんなにうまくいかへんのやろう」と思うこともありましたが、とにかく1日、1日、今の自分ができることを精一杯やろうと。そういったマインドで自分自身に矢印を向けて毎日取り組んできました。
MF 愛川陽菜 選手
■ハットトリック達成おめでとうございます!
ありがとうございます。プロだけではなく、サッカーキャリアを通じて初めてなのですごく嬉しいです。
■まずは開始10分、1点目の素晴らしいミドルシュートを振り返ってください。
相手がどうこうよりも自分たちが何をできるかを意識して試合に入った中で、(山本)摩也さんとパス交換をしながら、いい感じで中に入っていくことができ、摩也さんからのラストパスをもらう前からシュートを打つと決めていました。シュートがいいコースに飛び、入って良かったです。
■すごいコースに決まりましたが、ミドルシュートを打つ時に意識していることは?
私はインフロントで蹴ることが多いのですが、力まずに脱力して蹴ることを意識しています。
■2点目のヘディングシュートは狙いどおりでしたか?
そうですね。(大熊)環さん、たかさん(高瀬)が頭でつないでくれましたが、環さんが触った時点で来るかもと思って準備していました。
■2点目の直後の62分にハットトリックを達成しました。あの場面はポジショニングで勝負あり、でしたね。
(吉田)莉胡さんがシュートを打つと思ったので、リバウンドに入ろうと思って準備していました。ですが、莉胡さんはシュートではなく、こっちを向いていいパス出してくれたので、フリーで決めることができました。
■今シーズン、ゴール前に入っていく意識はかなり強く持っていると思います。
昨シーズンとは比べものにならないくらい強く持っていますが、まだ全然できていないなと思うこともあるので、これからも意識して積み上げていければと思います。
FW 髙瀬愛実 選手
■まずは今シーズン初ゴールとなった、65分のゴールシーンを振り返ってください。
深い位置を取ってクロスという自分たちの得意な攻撃の形でした。多分、自分以外にも中に枚数がいましたし、クロスの質で決まったかなとも思いますが、決められて良かったです。ここ何試合かスタートで出させてもらう中でチームでの役割を強く意識していたんですけど、「自分らしさを出そう」と今日の朝のミーティングで言われてスイッチが入ったというか。自分は攻撃が好きだし、点を取りたいから、もっとそこに自分の力を使おうと今日は思っていたので、それが形になって良かったです。
■きれいなダイビングヘッドでした。得意なプレーですよね?
そうですね。足を振るよりは頭に当てるほうが得意なので(笑)、自分のために来たようなゴールだったかなと思います。後ろに(小島)爽もフリーでいたので、ちょっとかっさらった形になりましたけど、爽はまだ若いのでこれからいっぱい点を取ってもらえればと思います。
■今日は試合前に日本トップリーグ通算300試合出場達成のセレモニーもありました。
しのさん(大野忍コーチ)から花束をもらえたのもすごく嬉しかったですし、「幸せだなあ」みたいな感覚で自分は嬉しくてニコニコしていたんですけど、みっちーさん(宮本監督)を見たら号泣していて。そういう姿を見たらめちゃくちゃ気持ちが入りましたし、今日はその想いに応えられたのが嬉しかったです。
■来週はアウェイで三菱重工浦和レッズレディースとの首位攻防戦になります。この1週間をどう過ごして、試合に臨みたいですか?
やることは変わらないのかもしれないですけど、レッズと今季リーグ戦で戦うのは最後なのかという思いは正直ありますが、いつも1試合1試合というふうにチームとして戦っているので、しっかりいい準備をして、自分の力を出し切れるようにしたいです。
FW 小島爽 選手
■WEリーグデビューになりました。率直な気持ちを聞かせてください、
宮本監督になって若い選手もどんどん試合に出ていたのでチャンスがあると思っていましたし、練習参加しているうちに自分も試合に絡みたいという気持ちがあったので、今回メンバーに入れてすごく嬉しかったです。
■同期の金月夏萌選手が試合に出場しているのは刺激になっていますか?
はい。すごく刺激になっています。(金月選手は)スタメンで出ていて、どんどんチームの中心となってプレーしているので自分も早く追いつきたいという気持ちです。
■試合には57分からの出場になりました。監督からどういう指示を受けて入られたのかと、今日の自身のプレーについての評価を教えてください。
自分は背後への動きが得意なのでその動きを積極的にすることと、足を振っていけということは言われていました。ボールに絡んだり、組み立てとかは全然できなかったんですけど、1本だけですがゴール前でシュートを打てたのは良かったと思います。
■同じタイミングでピッチに入った髙瀬選手が得点を取りました。その姿をどう見ていましたか?
自分のところにボールが来たら絶対に決めてやろうと思って準備していたんですけど、髙瀬さんがあの場面で止まらずに頭で合わせたのを見て、自分も待っているだけじゃダメなんだと感じました。
■今後どういうプレーでチームに貢献していきたいと思っていますか?
まずはチームの一員としてしっかり認められるようなプレーができるようになりたいです。1試合でも多く試合に絡めるようにするのと、早く1点を取って、1点でも多くゴールが取れるように頑張りたいと思います。
