MATCH 試合

2025/26 SOMPO WEリーグ

C大阪 △ 2 - 2△ INAC神戸

12/20 SAT 14:00

ヨドコウ

開催日時
2025年12月20日(土)14:00キックオフ
会場
ヨドコウ桜スタジアム
対戦相手
セレッソ大阪ヤンマーレディース

試合結果

▼試合結果の詳細は、WEリーグ公式サイトをチェック! 
https://weleague.jp/matches/2025122005/

▼公式X(@inac_kobe2001)で試合中に随時更新しているデータをまとめて掲載








【得点者】

⚽14分 道上彩花 (I神戸) 


⚽19分 道上彩花 (I神戸)


⚽24分 田子夏海(C大阪)

⚽73分 田子夏海(C大阪)



 監督コメント                               

宮本ともみ 監督

■試合の総括をお願いします。
勝点1で終わってしまったことは残念ですし、自分の力不足をすごく感じた試合になりました。悔しい気持ちが大きいです。リーグ戦では初スタメンとなった道上(彩花)選手がいい形で結果を残してくれて、試合のスタートは良かったですし、先発起用に応えてくれた素晴らしいプレーだったと思います。さらに得点を重ねることができなかったことは自分自身、非常に不甲斐ないです。失点をして最後も相手にかなり勢いよく攻勢をかけられました。そこのゲームコントロール、マネジメントの部分で自分の力不足を感じた試合になりました。

(以下、質疑応答)
■怪我人が相次ぐ中ではありますが、道上選手を先発に抜てきした理由と、日々の取り組みの姿勢を含め、今日の2ゴールの評価について聞かせてください。
彼女に求めていることはやっぱり得点です。そういった部分では一番ゴールに近い選手がしっかりゴール前に居続けることを求めています。トレーニングから常に良いプレーをしてくれていましたし、準備もできていたと思います。今日のパフォーマンスとしても、仕事をやり遂げてくれました。本当に感謝したいと思っています。

■道上選手はハーフタイムで交代しました。この交代策はある程度、想定していたのでしょうか。
守備の部分で、前から勢いをつけたほうがみんなが(プレスに)行きやすいということは前半から感じていました。その部分で、さらに前から行ける選手だったり、強度というところを求めて代えました。その狙いが一番大きいです。

■前半の終盤はC大阪ペースでしたが、後半開始からまたINAC神戸が盛り返しました。ハーフタイムにはどのような指示を伝えましたか?
守備は(プレスへの)行き方というよりも、行けるということをもう一度再確認しました。攻撃も相手の狙いだったり、ストロングを見ながら、どこが空いているかとか、どういったところを使っていくかを具体的に確認しました。ただ、選手たちの中でもしっかり解決策を持てていたと思います。やるべきことを再確認し、選手を代えた中で、後半開始から前からのプレスはしっかりできていたと思います。

■試合としてはすごく面白い内容でした。『BATTLE OF KANSAI』という試合を両チームが協力して盛り上げてきましたが、その熱をどのように感じましたか?
観客も多かったですし、いいプレーで観客が沸くとか、そういった部分はすごくモチベーションになります。たくさんのイベントをしながら、WEリーグで唯一の関西の2チームですから、お互いが関西を盛り上げるための大切な仲間だと思っています。そういった中でたくさんの方に今日のようなバトルの多い試合をお見せすることができたのは、うれしく思いますし、C大阪さんにも感謝したいです。

■勝ち切れなかったことは残念ですが、元旦の皇后杯決勝に向けてチームをどう建て直していきたいと考えていますか?
まずはリフレッシュしたいです。悔しさを感じている選手が多く、それもポジティブなことだと思っています。その思いを次へのエネルギーとして発揮してもらいたいと思います。今日のゲームで傷んだ選手もいますし、怪我から復帰できる選手もいます。また違った選手にもチャンスがあると思います。選手にはしっかり自分が出るという、出たいという気持ちを見せてもらいたいですし、チームとしては相手の対策をしながら、今回のゲームも振り返りながら、課題をしっかり克服して、いい試合をしたいです。そして、目標である三冠のうちの一つ目を獲りたいと思っています。


 選手コメント           

MF 松原優菜 選手

■今シーズン、WEリーグでは初先発となりました。どういう気持ちを持って試合に入りましたか?
自分にとってはチャンスですし、相手も古巣ということで、すごく強い気持ちを持って試合に入りました。ただ、気持ちは入れるけど、いつもどおり変わらずにプレーしようと考えていました。

■前半に2点をリードしましたが、その後はセレッソ大阪ヤンマーレディースに流れをつかまれました。前半に意識したことや、心がけたことは?
途中で流れが悪くなった時間帯は、自分がボールを持って、攻め急がず、チームを落ち着かせようと思っていました。ただ、自分のところでボールを奪われたりもしてしまいました。そこでペースを取り戻せなかったことが、相手に流れを持っていかれた原因の一つかなと思います。

■試合の中で、改善した部分はどんなところでしょうか?
マイボールの時にボールを失うこともありましたが、パスを受けようとし続けることはブラさずに続けていました。それでも相手のカウンターを受けてしまう場面が結構ありました。そこはなかなか改善し切れなかった印象です。前半、自分の前の選手が(プレスに)行ってくれているのに、自分がついていけていない場面がありました。後半はそこを意識して、どんどん自分も前に出ていくことを意識してプレーしていました。

■セレッソでの同期でもある脇阪麗奈選手や宝田沙織選手とマッチアップするのは、やっぱりいつも以上に燃えますか?
そうですね。ずっと一緒にやってきた同期なので対戦するのは楽しいです。でもだからこそ、負けたくない気持ちも大きいので、試合ではバチバチやろうと思っていました。

■試合内容的にはすごく盛り上がりました。両チームが『BATTLE OF KANSAI』として試合を盛り上げる取り組みをしてきましたが、その熱をピッチではどう感じましたか?

お客さんも多く入って盛り上がっていました。関西の女子サッカー界が盛り上がるのはもちろんうれしいですが、そこで勝ち切ることができたら、より良かったなと思います。

■元旦に皇后杯決勝が控えています。この10日間、チームとして個人としてどう過ごしていきたいと考えていますか?
今日、勝ち切れなかったことでたくさんの課題が出たと思います。その課題に向き合いつつも、落ち込み過ぎずというか、しっかり気持ちを切り替えて、元旦に勝って一つ目のタイトルを獲れるように頑張りたいと思います。


MF 成宮唯 選手

■先制するも2-2の引き分けに終わりました。試合を振り返っての感想を教えてください。
結果的に言えば逆転されてもおかしくなかったので、勝点1を拾えたという捉え方をしています。
 
■本来、やりたかったこと、ゲームプランはどういったものだったのでしょうか?
試合に出る選手が変わってもアグレッシブに前から行くというスタイルは監督も変えないと言っていましたし、起用される選手によって自分たちがスタイルを変えることは一切ありません。出た選手が同じ強度で同じことをやり続けるだけだと思っていましたが、全体的にいつものINACらしい入りができなかったと感じています。2点を決めましたが、それに続けなかったですし、今日の試合を通して本当にチャンスというのはあれしかなかったと思うので、うーん……という感じです。受けて立つということは一切していなかったのですが、やっぱりアグレッシブに入れなかったことが90分間を通して響いたと思います。
 
■ある意味、これから先に向けて気を引き締め直す一戦になりましたか?
そうですね。去年もリーグ戦でここで初黒星をつけられているので、気持ち良く勝って皇后杯決勝に臨みたかったのですが、ある意味、気持ちを引き締めるという意味では良かったと思いたいです。
 
■大一番、皇后杯決勝に向けての意気込みをお願いします。
去年、国立でリーグカップの決勝でサンフレッチェ広島レジーナに負けて、今年も2敗しているので本当に負けるわけにはいかないですし、リーグでもまだ1試合残っている相手なので、ここでしっかり勝って、2026年、いい年明けにしたいと思います。


FW 道上彩花 選手

■リーグ戦では初先発になりました。どんな意気込みで試合に臨みましたか?
自分はいつでも出られる準備はしていましたが、チームも勝ち続けていましたし、(先発出場は)ちょっとびっくりした部分があったのは正直な気持ちです。だからといって委縮することはなくて、本当にやってやろうっていう気持ちもありましたし、緊張感もあった中でワクワクした気持ちで試合ができたかなと思います。最初飛ばし過ぎてバテた部分はありましたが、まだまだ自分はいけるんだなと感じましたし、もっともっと成長したいという思いがある分、そういうプレーになったと思うので、今後の自分にもすごく楽しみな部分があります。
 
■リーグ戦で今季初ゴールを含む2得点を挙げました。改めてゴールシーンを振り返ってください。
1点目はけっこう嗅覚的な感じだったと思いますが、その前の動き直しだったり、二、三度動き直すということをやり続けた結果、自分のところにボールが転がってきました。そこはすごく自分の動き出しを評価して良いかなと思います。2点目は(吉田)莉胡がポケットに入り込んでいいクロスを上げてくれたので、ここしかないというコースにしっかり蹴り込めたのは自分の良さでもあると思いますし、存分にそれが発揮できたかなと思います。
 
■7シーズンぶりのI神戸でのリーグ戦ゴールを決めた気持ちはどういったものでしたか?
7年ぶりに帰ってきて、このチームに貢献したいという気持ちがありました。今日まで出場機会は限られたものでしたが、それでもいい準備をし続けた結果、こういうプレゼントがあったのかなと思いますし、それが今日だけで終わらず、やり続けることが大事だと思います。
 
■約2週間後に控える皇后杯決勝への意気込みをお願いします。
チームが三冠を目指している中で一つ目のタイトルを獲るチャンスがあるので、そこは何が何でもチーム全員で獲らなければいけないと思います。みんなでまた良い準備をして、三冠のまず一冠というのを獲りたいと思います。

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