皇后杯JFA第44回全日本女子サッカー選手権大会兵庫県予選 準々決勝
【開催日時】
2022年7月10日(日) 70分ゲーム 15:10K.O
【場所】
播磨光都第二サッカー場
【結果】
INAC神戸レオンチーナ 0−1 姫路女学院高校
【得点】
8分:失点
【スターティングメンバー】
GK:大塚陽和
DF:足立寧々 倉元美鈴 奈須遥
MF:難波響 田中さら 沖山乃彩 池田春菜 吉田りん 国本結月
FW:宍倉由夢
【サブ】
GK:田島伊織
DF:菊川友華
MF:寺田心春 井上楓音 中平怜那
FW:金香怜 嶋本眞央
【交代】
27分:国本結月→中平怜那
57分:沖山乃彩→金香怜
64分:田中さら→寺田心春
69分:宍倉由夢→嶋本眞央
【コメント】
今日の試合は、ビルドアップの確認と中盤の厚みの要求、前プレでサイドを変えさせないようにすることを伝えて送り出しました。
立ち上がりから相手はロングボールをサイドに入れ、セカンドボールを回収するというような攻撃でした。
それをずっと受けてしまう形で、前半はずっと苦しい展開でした。
プレスをかける前にロングを入れてくるため、CBの脇を使われてしまい自陣のゴール前での守備をさせられてしまっていました。
相手の勢いに押されている時間帯に、自陣のサイドをカットインされクロスを挙げられます。
これを上手く処理出来ずに失点してしまいます。
この失点後に、よりシンプルにロングを入れてきます。
セカンドをマイボールに出来ず落ち着けられなかったこと、ボールを持てた時にテンポよくサイドチェンジ出来なかったことがこの試合を難しくしてまった要因です。
ボランチがハマっていたため、もう一つ奥のインサイドハーフやウイングバックに付けて、いい形でサポートに入ることが出来ればもっと楽にプレスを剥がせたかと思います。
後半は立ち上がりに、相手のゴール前へ迫れる回数を増やせました。
相手の背後をとりペナルティエリアに侵入することも出来ましたし、いい場所でFKを獲得することも出来ました。
しかし、決定機に出来ませんでした。
これをものに出来なかったところから、また相手に押し込まれてしまい決定機を何度も作られてしまいます。
これはGKやCBが身体を張り、なんとか防げました。
相手のロングボールと、プレッシャーを掻い潜れず単調な攻撃になってしまい、ゴールに迫ることが出来ずにタイムアップとなりました。
課題としていた部分がモロに出てしまった試合でした。
この大会を勝ち抜いて、関西大会で去年の仮を返そうと話していました。
一歩目を踏み出せずに敗退してしまい、選手たちは本当に悔しいと思います。
しかし、苦しい時間帯に声をかける選手が限られていたり、下を向いてしまう選手がいたりとチームのために働きかけることが出来ていたかは疑問です。
メンバーに入る、入らない。スタートかサブか。
試合の前日まで、激しく競争してくれていることは確かです。
ピッチに立っている選手は、自分の思いはもちろん、ピッチに立てていない選手の分まで戦わなければならないと日頃から伝えています。
今回の試合では、自分に矢印が向いているのか疑問に思う場面がありました。
個人として成長していく中で、チームに所属していることを忘れてしまっては成長が止まってします。
サッカーはチームで行うからです。
選手たちには、今一度振り返ってほしいです。
自分の発言や行動はチームの勝利に必要だったのか、チームを助けることができたのか。
毎日の練習への取り組み方については、何も不満はありません。
しかし、メンタリティの部分でチームが勝利するための準備が出来ているのかもう一度考えてほしいと感じました。
しばらく公式戦はありません。
この夏に個人としてもチームとしても成長し強くなるために、ここまでを振り返り、これからどう取り組むかを考えてほしいです。
もちろん私も振り返り、考えます。
今のサッカーをより磨き、精度の高いものにしていくために私は絶対に諦めませんし選手に伝え続け、対話をして内容も結果も圧倒出来るチームに選手と一緒にしていきます。
本日も気温も湿度も高い中、遠いところまで選手の送迎や応援ありがとうございました。
次に進めることが出来ず申し訳ありません。
しかし、歩みを止めずに改善と挑戦をしてまいります。
【次の試合予定】
未定