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[INAC神戸テゾーロ] 高円宮妃杯 JFA第28回全日本U-15女子サッカー選手権大会 決勝 試合結果 

[日時]
2023年10月27日(水) 80分ゲーム 11:00 K.O
[場所]
@味の素フィールド西が丘

[結果]
INAC神戸テゾーロ 0−2 JFAアカデミー福島 

[得点]
3分:失点
34分:失点

[スターティングメンバー]
GK:宮地絢花
DF:森結愛、北村礼、鈴村璃子
MF:野村七虹、大田ありす、森川美優、友永衣美、定兼愛莉
FW:平七海、黒崎琉衣
[サブ]
DF:河嶋杏奈、横山絆海
MF:下江世夏、山中あおい、太田朱
FW:沖口璃々花、酒井千紘

[交代]
49分:定兼愛莉→下江世夏
57分:黒崎琉衣→酒井千紘

[コメント]

本日の試合はJFA第28回全日本U-15女子サッカー選手権大会の決勝戦となりました。
 
相手は去年、一昨年と2年連続全国大会で敗れているJFAアカデミー福島。

試合前のミーティングでここまでチームでやってきたことの確認、試合の入り方、相手のストロングをどうやって消していくのかの確認、優勝して終わろうという話をして試合に臨みました。

前半の入りから風下ということもあり、相手の前線からの早いプレッシャーに対して長いボールを使いながらのビルドアップがうまく回せずにいると、開始早々の3分前線に入れたボールをセンターライン手前で失うと相手のスルーパスを一度は奪いますが、サイドにつけたボールを再び奪われると、後ろに下げたボールをペナルティエリア手前に長いボールを入れられます。後ろ向きにトラップした相手に対してDFも寄せますが、反転されシュートを打たれるとこれがゴール左隅に決まり早い時間で失点を許してしまい苦しい展開となってしまいます。開始早々の失点と相手の強度の高いプレッシャーと組織的な守備もあり、点を奪い返しにいきたいところですが前線にボールは入るもののなかなかシュートまで行くことができません。それでも、MF大田とMF森川のいい守備からボールを奪い右サイドのMF友永に展開し、友永の仕掛けからサイドを突破し少しずつリズムを掴み出すと、立て続けにCKやFKでチャンスを得ます。しかし、相手の集中力の高い守備もあり、セットプレーからの得点を奪うことができません。なんとかボールをしっかり繋いで相手のコートでサッカーをしたいところでしたが、プレッシャーに対して慌てる場面も多く、技術ミスも目立ち、失ってからの相手の速いカウンターを受けてしまいサイドを突破されチャンスを作られますが、GK宮地とDFがなんとか失点を防ぐ時間帯が続きます。20分、右サイドでスローインの流れから友永がセンターリングを上げるとFW平がゴールエリアの中でアウトサイドでうまくトラップしシュートを打ちますが、ここは相手のスライディングにブロックされ得点を奪うことができません。34分、ビルドアップのミスから自陣でスローインを与えてしまうと、スローインを戻されたところを縦パスを入れられるとこれは大田がうまく絞って防ぎますが、マイボールにすることができず相手のFWに拾われると、このFWに対してのアプローチが遅くなり前を向かれ右サイドを走り込んだ選手にスルーパスを通され森が対応しますが左足を振り抜かれ、2点目を奪われてしまいます。これで点を奪いに行くしかなくなった前半終了間際の40分、DF北村が平に縦パスを入れるとダイレクトで大田に落とし、大田が右サイドの友永へ展開します。このボールを友永がダイレクトで低いボールをゴール前に入れるとニアに走り込んだFW黒崎がダイレクトで合わせます。入ったかと思われたこのシュートでしたが、相手GKのファインセーブに合い得点を奪うことができずに前半を0−2で折り返します。

ハーフタイムに攻めてる時に奪われた後の相手の早い攻撃に対してのリスク管理をすること、パススピードを上げて、ボールを回すテンポを上げること、1つ1つの技術に拘ってプレーすることと、サポートの距離を近くすること、絶対に3点取りに行こうという話をして後半に臨みました。

後半開始早々、前から圧力をかけてくる相手に対してビルドアップのミスを奪われピンチを迎えますが、ここは相手のシュートミスに助けられ失点とはなりません。それでも怖がらずにボールを繋ぎながら攻めに行くと50分、相手コートの中央でこぼれ球を森川が拾うと右サイドの友永に展開します。これを早いタイミングでゴール前に入れると味方には合いませんが、相手のクリアミスをゴール前でMF定兼が拾いフリーでシュートを打ちますが、ここはキーパーの正面に飛んでしまい決め切ることができません。ボールを保持する時間が長くなると、楔を平が収め大田、森川がサイドに展開しサイドで仕掛けるという時間を増やしますが、最後のセンターリングの精度を欠き大きなチャンスとまではいきません。74分、北村から森川が中央で受けると友永に展開し相手が寄ってきたところを森川に戻し、森川がMF下江に縦パスを入れ下江がツータッでFW酒井に正確な縦パスを入れるとこれを酒井がダイレクトで平行の平に入れます。平のトラップは少し大きくなりクリアされますが中途半端になったクリアを森川がダイレクトでシュートを打つと、相手のDFの処理のミスをついて平がシュートを打ちますがここもキーパーに防がれてしまいます。76分には相手のクリアを中盤で拾った森川が大田につけると前を向いた大田が迷わずミドルシュートを打ちます。素晴らしいシュートでしたが今度はバーに嫌われます。このこぼれ球を拾った平が相手を交わしいい形でシュートを放ちますがこれも大きく枠を外れゴールとはなりません。最後までゴールを奪うためにチーム全員で攻めに行きますが1点が遠く0−2のまま試合終了のホイッスルが吹かれました。

この結果、全国の頂点に立つという大きな目標を立てて活動してきた2023年度のテゾーロの活動は全国2位という結果で終わりました。

試合の結果については選手は本当によく頑張ってくれたと思います。 初めての決勝という舞台で、うまくいかない部分もありましたが自分たちのやってきたサッカーを終了の笛が鳴るまでやり続けてくれましたし、3年生の力でここまで連れてきてもらいました。 金色のメダルが取れなかった原因があるとすれば、それは全てわたしの力不足、経験不足によるものだと思っています。決勝という独特の雰囲気のある中での選手の試合への持って行き方、試合の入り方、戦術的な部分も含めて監督としてアカデミー福島さんの方が全て上回っていたと思います。 新チームが1月に始動して、選手には高い要求、強度を常に求め、厳しいいことも言ってきました。 選手は苦しいこと、きついこと、サッカーを辞めたくなるようなこともあったかと思います。 それでも、難しい練習や要求にもなんとかクリアするために、選手同士で励まし合い、時にはお互いに言い合いながら、歯を食いしばって取り組む選手を見れば見るほど、日々のトレーニングを考える楽しさを感じ、どんどん高いレベルにチャレンジする選手と取り組むトレーニングがかけがえの無いものだと感じていました。 そこまでやってきた選手に金メダルを取らせてあげられなかった自分の力の無さに情けなさと、申し訳なさしかありません。

試合が終わった後、キャプテンの森と2年生の北村が勝てなくてすいませんでしたと泣きながら言いました。 本当に仲の良かった3年生だからこそ、それをまとめる難しさは相当あったと思いますし、自分自身も弱音を言いたいことも多々あったと思います。しかし、いつも笑顔でみんなと接し、試合中は誰よりも声を出しチームのためにプレー以外のところも行い、最後に1、2年生に向けた言葉では本当に下の学年のこともよく考え、よく見ていたんだと感じました。 彼女がいたからこのチームはここまでくることができたのだと心から思います。だから、謝るのは彼女ではなく自分の方だとその時伝えました。 この2人に限らず、今年のテゾーロは全員がチームの事を考え、チームのために何ができて、何をすべきなのかを考えることの選手が本当に多かったと思います。 その証拠に、決勝戦の前日に今回の試合のメンバーには入っていない2年生のある選手から連絡があり、明日の決勝戦でみんなで応援歌を作って応援したいのですが、監督の指示の邪魔にはなりませんか?と言われました。自分たちは関西でトレーニングマッチを行い、疲れてるなか夜中にバスで移動して応援に来てくれるだけでも十分にありがたい事ですし、絶対に試合に出れない悔しさもあるはずなのにそういう事まで考えて行動できる選手がいることに本当に驚きました。 後からバスの運転手に聞いた話では、バスの中でみんなで大声で応援の練習をしていたそうです。眠くて疲れているはずなのに、本当に素晴らしい選手と一緒にサッカーをやらせてもらっていたのだと改めて強く感じました。色々と選手について書きたいことはたくさんありますが、ここでは伝えきれないので選手に直接伝えたいと思いますが、本当に尊敬できて、努力家で、仲間思いの選手に出会えたこと、そんな素晴らしい選手を指導できた事は自分にとって何にも変えられない宝物になりました。 本当に感謝したいと思います。一緒にサッカーをしてくれて本当にありがとうございました。

今回、全国大会2位という結果を出せたのはもちろん今いる選手たちの取り組みもありますが、これまでの先輩たちが積み重ねてきてくれたこと、歴代のアカデミースタッフの取り組み、スクールで色々と小学生の育成に尽力していただいたスタッフ、トップチームに限らずアカデミーの選手のことも本気で応援していただいたフロントスタッフの方々、アカデミーのことをいつも気にかけていただいているトップチームのスタッフ、アカデミーの選手の名前まで覚えていただき実際に観戦にもきて頂いている文会長、社長という立場でありながら選手のことを考えて時にはお話もしてくださる安本社長、スポンサー企業の方々、このほかにもINAC神戸に関わる全ての人の力でここまで来れたと思っております。本当にありがとうございました。今後ともアカデミーの選手のことをよろしくお願いいたします。

一緒に1年間活動したアカデミースタッフ、年下で生意気な自分の言うことを聞いてくれ、いつも相談に乗っていただいた岡中GKコーチ、チームを見るのが初めてで大変なこともたくさんあったはずなのに選手のことを常に考え嫌な顔一つせずに横でサポートしてくれた高塚コーチ、事務所でサッカーの話を色々とし常に選手のことを考えて仕事に取り組んでいた下川コーチ、今の3年生は彼女が育てたと言ってもおかしくないぐらい本当に情熱を持って常に選手と接し、明るくサポートしてくれた田尻コーチ、トレーニングマッチ等の無理なお願いをいつも快く聞いていただき陰ながら色々な面でサポートしていただいた越智さん、皆さんがいたから選手はここまで強くなれました。本当にありがとうございました。

最後に大切な娘さんんを預けていただいた保護者の皆様、日々活動を行っている中でわたしに対して色々と思われることは多々あったかと思います。家で落ち込んでいる娘さんを見て心配をし、試合に出ていない娘さんを見て腹の立つこともあったかと思います。それでもこんなに素晴らしい人間性を持った選手がチームに最後まで居てくれたのは保護者の方の多大な協力があってのことだと心から思っております。色々と至らなかった部分も多かった自分に、INAC神戸テゾーロに最後まで大事な娘さんを預けていただき、最後まで素晴らしい応援をしていただき本当にありがとうございました。

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