[日時]
2025年9月13日(土) 80分ゲーム　16：00 K.O
[場所]
＠　三木防災公園第３球技場

[結果]
INAC神戸テゾーロ　1−1　AC.gloriagirls
[得点]
24分：下江世夏
70分：失点

[スターティングメンバー]
GK:稲岡稟乃
DF:松山優日菜、岡野琴実、山内うた
MF:古田光舞、大島杏里、三枝莉子、櫻井詩織
FW：下江世夏、沖口璃々花、中原艶光
[サブ]
GK:宮地絢花
DF:山口礼衣、新名風結、横山絆海
MF:小池結芽、山嶋花、八木美月、中村美柚
FW：西川一花
[交代]
HT：古田光舞→八木美月
HT：中原艶光→小池結芽
64分：松山優日菜→山口礼衣
64分：小池結芽→山嶋花
74分：櫻井詩織→中村美柚
80分+1：稲岡稟乃→宮地絢花
80分+1：岡野琴美→新名風結
80分+1：山嶋花→西川一花

[コメント] 
本日の試合は、JFA U-15女子サッカーリーグ2025関西の第14節最終戦となりました。

試合前のミーティングで勝てば優勝の決まる試合で自分たちがやってきたことを出し切ること、関西リーグの集大成として全員で戦うことを話して試合に臨みました。

開始からボールを握る展開は作れアタッキングサードまではボールを運べますが、シュートまでなかなか持って行くことができません。24分、右サイドでボールを奪うと中央でMF三枝がボールを受けDFラインから上がってきたDF山内に展開すると山内が前線にドリブルでボールを運びウィングバックのMF古田にスルーパスを通します。古田が中に持ち込みシュートを打ちますがDFのブロックに合います。このこぼれ球を拾ったMF下江がミドルシュートを左隅に決めなかなかシュートまで行けない展開の中で、先制点を奪うことに成功します。その後もボールを握りながら攻め込む展開は増やし、セットプレーなども多く得ますが、アタッキングサードでの精度を欠き追加点を奪うことはできずに前半を1−0で折り返します。

ハーフタイムに相手の背後の取り方、攻撃している時のリスクを考えておくこと、次の1点を先に奪いに行くことを話して後半に臨みました。

後半開始から長いボールを増やし前線からプレスをかけてくる相手に対して、ラインが下がってしまい間延びして奪ったボールを上手く前線に入れられず、攻めあぐねる展開となってしまいます。一進一退の展開の中64分、相手コートでDF岡野がボールを奪うとMF山嶋へ縦パスを入れます。これを山嶋がダイレクトでサポートに来たMF三枝に落とすと三枝→FW沖口→下江→沖口とダイレクトで中央を崩し沖口がフリーでシュートを打ちますが、ここは力無くGKにキャッチされてしまいます。67分には中盤でMF櫻井のサイドチェンジからMF八木が中央に持ち込みディフレクションを櫻井が沖口に繋ぐと沖口がGKを交わしてシュートを打ちますが、ポストに当ててしまい追加点を奪うことができません。すると70分、長いボールから一瞬の隙をつかれ背後に抜けられるとペナルティエリアでのスライディングでPKを取られてしまいこれを決められ1ー1の同点に追いつかれてしまいます。残り10分点を奪うために全員でゴールを奪うために攻めましたが、最後までゴールを奪うことができず1−1の同点でタイムアップとなりました。

この試合の結果、2025年の関西リーグは準優勝という結果となりました。　前期を首位で折り返し選手たちはもう一つ強くなるために夏の間も新しいことに挑戦し、なかなか上手くいかない中でも諦めることなくやり続けてくれました。そして、選手は一つの目標にしていた関西リーグ優勝というものを手に掴みかけていました。それをわたしの戦術的な部分や交代のところで台無しにしてしまいました。これは全てわたしの甘さが引き起こしたものです。　必死に取り組んでいる選手、それを支えていただいている保護者の方たちに対して申し訳ない気持ちしかありません。　本日もメンバーに入れなかった選手が全員応援に駆けつけてくれ、色々な面でサポートしてくれました。　今一度、自分の甘さ、未熟さをしっかりと考え、選手たちが思いっきり取り組んできたことをピッチの上で表現できるように本気で自分自身を変えたいと思いますし、絶対にこの日は忘れません。

また、INACのスタッフだけでなく、関係者の方にも多大なるご迷惑をおかけしたと思っております。本当に申し訳ありませんでした。

どんな状況におきましても応援していただいた方々に対しては本当に感謝しております。　ありがとうございました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　INAC神戸テゾーロ　監督　岸田茂樹