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【INAC神戸テゾーロ】JFA第29回全日本U-15女子サッカー選手権大会関西大会準決勝  試合結果

[日時]
2024年10月20日(日) 80分ゲーム 11:00 K.O
[場所]
@三木防災公園第一球技場

[結果]
INAC神戸テゾーロ 3−2 AC.gloria girls 
[得点]
16分:下江世夏
36分:失点
53分:三枝莉子
58分:下江世夏
80分:失点

[スターティングメンバー]
GK:宮地絢花
DF:野村香帆、小西芽衣果、岡野琴実
MF:大島杏里、下江世夏、定兼愛莉、三枝莉子、池上さくら
FW:太田朱、沖口璃々花
[サブ]
GK:岡本紗和
DF:山内うた
MF:大田ありす、八木美月、西坂ななみ
FW:中原艶光、青木唯奈

[交代]
49分:太田朱→中原艶光
69分:下江世夏→八木美月
69分:大島杏里→青木唯奈

[コメント]

本日の試合はJFA第29回全日本U-15女子サッカー選手権大会関西大会準決勝の試合となりました。

試合前のミーティングでビルドアップから攻撃のところ、長いボールに対しての守備のところ、今日の試合の持つ意味をしっかりみんなで感じて戦おうという話をして試合に臨みました。

試合開始からビルドアップをしっかり繋いで前線にボールを入れていくと5分、DF小西が柔らかいボールをセンターサークルでフリーになったFW沖口にボールを入れると、ダイレクトでMF下江に落としワンツーで中央を突破すると沖口がドリブルで運びもう一度下江に横パスを入れます。これを下江が相手の背後をとったFW太田にスルーパスを通すと太田がGKと1対1の状況でダイレクトでコースを狙いますが、わずかに外れて先制点とはなりません。11分、自陣の中央の深い位置でMF三枝がボールを受けると中央でいいタイミングで落ちてきた太田に楔を入れます。太田がダイレクトで前向きの下江に落とすと下江がDFの背後をとった沖口にスルーパスを通すと沖口が長い距離をドリブルで運びGKとの1対1となりますが、ここはGKのセーブに合い得点とはなりません。15分、中央でMF定兼がボールを受けると沖口に楔を入れます。沖口が前を向き下江に繋ぐと、下江がダイレクトでDFの裏に抜け出した太田にパスを通すと太田がGKとの1対1となりシュートを打ちますが、GKの好セーブに合いチャンスは作るものの得点をなかなか奪えません。直後の16分、センターサークル付近で沖口が相手のパスをカットすると、ドリブルで運び右サイドを駆け上がったMF大島にボールを出すと大島はダイレクトで斜めの太田にボールを入れます。太田がダイレクトでDFの裏に抜け出した下江に浮き玉のパスを出すとGKが出てきますが、下江が上手く入れ替わり無人のゴールに流し込み、待望の先制点を奪うことに成功します。しかしその後、相手のロングボールに対してラインが低くなり前線と間延びしてしまい、効果的な攻撃をできなくなると38分、相手GKの長いボールに対してボールをバウンドさせてしまうと、中途半端にボールにいってしまいカバーの選手もそれに対して遅れたことによって、背後を取られてしまい抜けられるとGK宮地が飛び出しますがループシュートを決められ失点し、スコアを1−1の振り出しに戻され前半を終えます。

ハーフタイムに相手のFWに対してのマークのつき方とカバーの入り方、前の選手の距離間と前線に入った時のサポートを早くすること、前線からのプレッシャーに対して怖がらずにボールを動かすことを話して後半に臨みました。

後半に入り相手を見ながらボールを動かし、前線との距離や前3枚の距離もよくなり相手コートでプレイする時間が増えてくると。52分、右サイドの深い位置で受けた大島がボールをキープしながら中央を上がってきた定兼に横パスを入れると、定兼が縦に仕掛けて中央の沖口にボールを入れます。これを沖口が上手くボールを流しながら反転して左足でゴールを狙いますが、わずかに左に外れてしまい得点とはなりません。53分、小西がビルドアップで定兼にボールを入れると定兼が右サイドの大島に展開すると、大島がカットインから中央にボールを入れます。一度は相手に防がれますが、こぼれ球をダイレクトで三枝がミドルシュートを打つとGKの頭を越えてゴールに突き刺し勝ち越しゴールを奪い、スコアを2−1とします。58分には、自陣での右サイドのスローインからFW中原がキープし中央の三枝に繋ぐと三枝がDF野村に繋ぎ、野村が縦に抜けた沖口に縦パスを入れると沖口がドリブルでしかけてゴールラインまで運び左足でクロスを入れると、GKに弾かれますがこぼれ球を下江が押し込み3−1とします。その後もボールを保持しながら攻撃しますがなかなか追加点を奪えずにいると、終了間際にバックパスのミスの流れからCKを奪われます。 このコーナーキックを頭で決められ点差を1点差とされてしまいます。 この点で焦りが出て攻め込まれる時間が増えますが、最後まで守り抜き3−2での勝利となりました。

この試合の結果、JFA第29回全日本U-15女子サッカー選手権大会への出場が決まりました。チームで拘って取り組んでいる『止める・蹴る・運ぶ・見る』という部分、攻撃・守備のところでチームで取り組んでいかないといけない課題はたくさんありますが、今回の大会で選手は難しい状況の中で自分のやるべきこと、トレーニングでやってきたことを本当に全て出し全国大会という切符を手に入れました。INACだから勝って当たり前、いい選手を集めているからという人もいます。しかし、どのチームも勝つために必死にトレーニングに取り組んでいる中で勝ち切るというのは簡単ではありません。 試合に出ている選手だけでなくテゾーロに所属している選手は全員、本当に努力していますし、それだけのトレーニングを毎日きつい事、上手くいかないことがある中で必死に取り組んでいます。指導者としてここにいる選手を見させていただいていることが本当に幸せであり、感謝しかありません。そして、当たり前に過ごしている毎日が当たり前じゃない事にも気付かされました。 この素晴らしい選手たちとサッカーをやれていることに感謝し、この後にある関西大会決勝、全国の頂点を取るために1日1日を大切に取り組んでいきたいと思います。

本日も遠いところ送迎・応援等でご協力いただいた保護者の皆様、選手がスムーズに試合に臨めるようご協力いただいたスタッフの方、映像の撮影等協力してくれた選手、応援に駆けつけてくれたメンバーには入れなかった選手に感謝したいと思います。本当にありがとうございました。

[次回試合予定]

2024年11月3日(日)
JFA 第29回全日本U-15女子サッカー選手権大会関西大会決勝 
14:00 K.O

VS クラベリーナ東住吉

@三木防災公園第二球技場

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