【INAC神戸テゾーロ】JFA第29回全日本U-15女子サッカー選手権大会関西大会決勝 試合結果
[日時]
2024年11月3日(日) 80分ゲーム 14:00 K.O
[場所]
@三木防災公園第二球技場
[結果]
INAC神戸テゾーロ 2−0 クラベリーナ東住吉
[得点]
77分:定兼愛莉
80+1分:中原艶光
[スターティングメンバー]
GK:岡本紗和
DF:野村香帆、小西芽衣果、藤田志保
MF:紺原なつ、下江世夏、定兼愛莉、太田朱、池上さくら
FW:新屋敷怜愛、沖口璃々花
[サブ]
GK:宮地絢花
DF:山内うた
MF:大島杏里、八木美月、岡野琴実
FW:中原艶光、青木唯奈
[交代]
35分:新屋敷怜愛→中原艶光
HT:紺原なつ→大島杏里
HT:太田朱→岡野琴実
48分:藤田志保→山内うた
52分:沖口璃々花→青木唯奈
[コメント]
本日の試合はJFA第29回全日本U-15女子サッカー選手権大会関西大会決勝となりました。
試合前に相手のロングボールに対しての守備の仕方、ビルドアップを相手の立ち位置をしっかり見て行うこと、チームでベースとしている部分を全員が行うこと、全員でこの試合を勝ちにいくことを話して試合に臨みました。
前半の立ち上がりから前線からプレッシャーをかけてくる相手に対して、ビルドアップのところで単調に前線に入れるボールが多くなり、ボールを握る時間を増やすことができずチャンスを作ることができません。12分、右サイドでMF紺原がドリブルで仕掛けセンターリングを上げます。これは少し長くなり中には合いませんが、MF池上が流れたボールを拾いセンターリングを上げるとFW新屋敷が左足のボレーシュートで合わせますが、ここはDFのブロックに合い得点を奪うことができません。14分、中央でMF下江がこぼれ球を拾うと前線のFW沖口に入れます。沖口が前を向きドリブルで仕掛け右サイドの紺原に出すと今ばらがワントラップから右足でシュートを狙いますがわずかにゴール左に外れこれも得点とはなりません。相手の長いボールに対してボランチの位置が低くなってしまい間延びする時間帯が増えてくると相手に押し込まれる時間が増え、ミスから奪われ背後を取られますがGK岡本を中心になんとか失点することなく前半を0−0で折り返します。
ハーフタイムにビルドアップの時に幅を使いながら楔を入れていくこと、長いボールに対して簡単に足を出しにいくのではなく、プレスバックをしっかりすること、DFラインとFWのラインが間延びしないようにすることを話して後半に臨みました。
後半の立ち上がりからワイドを使ってボールを動かすと42分、自陣でMF大島がボールを奪い前線の沖口に預けてサイドを上がると沖口からもらったパスを早いタイミングで中に入れます。これに走り込んだ下江が相手をキックフェイントで一人交わしシュートを打ちますがGKに当ててしまい得点を奪うことができません。このプレーで少しずつINACらしいボール回しが少しずつできるようになり、ボールを握る時間が増えていきます。アタッキングサードまでボールは運べるものの、ラストパスとシュートの精度を欠き得点をなかなか奪えないまま終盤を迎えると77分、中央でMF定兼がボールを受けると上手く前を向いてドリブルで運び左サイドでフリーになった池上にスルーパスを通すとGKとの1対1となりますが池上のシュートはGKの好セーブに合い得点とはなりませんがCKを得ます。DF小西が精度の高いキックを蹴るとこれを定兼が足で合わせ苦しみながらも先制点を奪うことに成功します。得点を奪っても攻め続けるとロスタイム、相手陣地の中央で定兼がこぼれ球を拾うとゆっくり運びながら池上のオーバーラップを待ち、タイミング良く池上に出すと池上が深い位置まで運び低いボールをニアサイドに入れるとニアに走り込んだFW中原が上手く合わせ試合を決定づける2点目を奪います。その後も相手の攻撃をしっかりと0で抑え2−0での勝利となりました。
この結果関西大会を優勝し、関西第3代表として全国大会への出場を決めることができました。怪我人などが多く出てしまい苦しい中での大会となりましたが、選手が本当によく頑張り一つのタイトルを取ることができました。このチームの立ち上げの時に選手が掲げた目標を達成するためにはまだまだ多くの課題があると思います。全国大会まで一ヶ月しかありませんが、日々のトレーニングでやれることを全てやって少しでも自信を持って全国大会に挑めるように取り組んでいきたいと思います。全国の舞台で今日のような選手の笑顔が見れるように選手と共に頑張りたいと思います。
本日の試合にはメンバーを外れたテゾーロの選手全員が応援に駆けつけてくれました。選手にとってもわたしにとっても大きな力になりました。本当にいい選手とサッカーをやれていることに感謝しながら、テゾーロ全員で全国に向かいたいと思います。
本日も遠いところ送迎・応援等でご協力いただいた保護者の皆様、選手がスムーズに試合に臨めるようご協力いただいたスタッフの方、映像の撮影等協力してくれた選手、応援に駆けつけてくれたメンバーには入れなかった選手に感謝したいと思います。本当にありがとうございました。
[次回試合予定]
未定