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MF川澄奈穂美 選手 期限付き移籍期間満了のお知らせ

このたび、スカイ・ブルーFC(SKY BLUE FC=アメリカNWSL)より期限付き移籍しておりましたMF川澄奈穂美 選手について、2020年12月31日をもちまして期限付き移籍期間満了となりますのでお知らせいたします。

川澄 奈穂美(KAWASUMI Nahomi)


■生年月日:1985年9月23日

■出身地:神奈川県

■ポジション:MF

■身長 / 体重:157cm / 51kg

■主な経歴
林間SCレモンズ
大和シルフィード
日本体育大学
2008年~2014年2月 INAC神戸レオネッサ
2014年3月~8月 シアトル・レインFC(アメリカ)※期限付き移籍
2014年9月~2016年12月 INAC神戸レオネッサ
2016~2018年シアトル・レインFC(アメリカ)
2019年~2020年7月 スカイ・ブルーFC(アメリカ)
2020年8月~12月 INAC神戸レオネッサ※期限付き移籍

■出場記録

※リーグ戦初出場:2008年4月13日 INACレオネッサ vs 岡山湯郷Belle(22歳203日)
※リーグ戦初得点:2008年6月29日 INACレオネッサ vs 東京電力女子サッカー部マリーゼ(22歳280日)

NWSL通算出場 95試合出場 / 19得点

■個人表彰/タイトル獲得歴
なでしこリーグ優勝 3回(2011年、2012年、2013年)
皇后杯優勝 6回(2010~2013年、2015~2016年)
なでしこリーグカップ優勝 1回(2013年)
なでしこリーグ 最優秀選手賞 2回(2011年、2013年)
なでしこリーグ1部 得点王 1回(2011年)※大野忍とW受賞
なでしこリーグベストイレブン 4回(2010~2013年)
NWSLベストイレブン 1回(2014年)

■主な代表経歴
2005年 ユニバーシアード トルコ(3位)
2011年 FIFA 女子ワールドカップ ドイツ(優勝)
2012年 ロンドン五輪(準優勝)
2015年 FIFA 女子ワールドカップ カナダ(準優勝)
【日本代表出場試合数/得点】90 / 20

■コメント
INACファミリーの皆様、こんにちは。川澄奈穂美です。
2020年12月末日をもちまして、INAC神戸との契約が終了となり、来季はまたNWSL(アメリカ女子プロサッカーリーグ)のSky Blue FCでプレーします。

今年は新型コロナウイルスの影響で「あたりまえ」の日常が一変しました。コロナがなければ、大勢の方にスタジアムで応援していただけ、練習場などでもお会いでき、もっと多くの交流ができていたのにと思うと、とても切ない気持ちになります。でもよく考えると、そもそもコロナがなければ日本でプレーすることもありませんでした(コロナがなければアメリカのリーグは通常通り行われていたので)。
この様な状況の中、受け入れの為ご尽力くださったスポンサーの皆様方や受け入れてくれたクラブにはとても感謝しております。

今回、期限付きでINAC神戸に在籍しましたが、日本女子サッカーの現状を内側から見ることができ、とても良かったと思っています。また、私が以前在籍していた時にはいなかった選手もいて、新たな仲間とサッカーする日々は新鮮で刺激的でした。もちろん、何年も一緒にやってきた仲間たちと改めてチームメイトとしてプレーできたことも特別な時間になりました。
私自身、この仲間たちとタイトルを取ることを目標にINAC神戸へ戻ってきました。期限付きとはいえ、INAC神戸やタイトルに対する思い入れは強く、絶対に達成させるという気持ちで日々サッカーと向き合っていましたが成し遂げることができず、それどころか私の実力不足で出場機会も少なく、応援してくださっている皆様の期待を裏切ってしまう情けない半年間でした。

サポーターの皆様、いつも温かいご声援ありがとうございました。
無観客で始まったリーグ戦でしたが、有観客になり、手拍子をしていただけるようになり、最後は大きな太鼓の音も聞こえてきました。たとえ無観客でもサッカー選手としてやるべきことは変わりませんが、サポーターの皆様がいてくださるスタジアムはやはりワクワクして、心強くて、素晴らしい景色でした。INAC神戸には個性的で日本を代表する選手もいますが、今季のこの結果に対しては納得のいかない思いをされていると思いますし、正直試合後に罵声が飛んでもおかしくない状況だと思います。それでも、常に前向きに選手たちを励まし、一緒に戦ってくださる姿勢に感謝しかありません。

来年の秋から女子プロサッカーリーグ・WEリーグが始まります。
今までなでしこリーグで唯一全選手がプロ同様の環境でプレーしてきたINAC神戸ですが、これからは全クラブがプロチームになります。各クラブがより良い環境でサッカーができるということは、日本女子サッカーのレベルアップに繋がると思いますが、INAC神戸にとっては最大の利点であった「環境」が他のチームと同等になります。競争が高まる中でもINAC神戸は独自の価値を生み出し、WEリーグを牽引するチームであってほしいと願っています。私はINAC神戸を離れますが、これからもINAC神戸を愛する気持ちは変わりません。皆様にも引き続き女子サッカー界を一緒に盛り上げていただけたら嬉しいです。

今シーズンも応援ありがとうございました。またスタジアムで皆様にお会いできます日を楽しみにしています。

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